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リロード.Prologue
⚠︎注意⚠︎
スーパーダンガンロンパ2を参考に書いています。
展開に誤字脱字、キャラ特徴の間違いありましたらファンレターにて申し付けください。
「…おーい、大丈夫…ではないよね。」
…どうしてこんなところに居るんだ。
真っ白な暖かいベッド、白髪の美人が顔をのぞいている…
どこかで見たことのあるような構図。
「だいぶ参ってるみたいだけど…まぁ、皆そうだよ。」
布団から這い上がり、美人に耳を傾ける。
「だっておかしいもん…ねぇ、聞いてる?」
なんでこんなところに?
…そうだ、私は…!
『リロードダンガンロンパ』
その日は私にとって、365日の一日なんかじゃなかった。
特別な意味を持つ…いわゆる記念日のようだった。
まさに夢心地で、とても緊張で手汗が滲むような…
そんな感じだった。
「私立 希望々峰学園」
なんでこんな所に自分がいるのでさえ理解できなかった。
今までの退屈で退屈な人生で考えたこともなかった…
そんなすごいところに、自分が存在している。
希望ヶ峰学園は一等地に巨大な敷地を誇る、政府公認の超特権的な学園で、
全国からあらゆる分野の超一流高校生を集め、将来を担う“希望”に育て上げる事を目的としている。
「この学園を卒業できれば、人生において成功したもの同然」
そんな事を考えられないほど、目眩がするほどだった。
入学条件は二つ。
‘‘現役の高校生であること’’
‘‘各分野において超一流であること’’
学園側に招待された…スカウトされた生徒のみが入学できるんだ。
そして、生徒達は超高校級なんて呼ばれる…
私はただ、ある時に選ばれてしまっただけ。
少年少女を見て、ただ選ばれてしまっただけだが。
それより、自己紹介からだよね。
音「私の名前は愛楽音。手紙では超高校級の幸運だなんて立派に書かれていたけど…特に言うことはな…」
---
そうだ、そこだ。
…選ばれただけ?
「…本当に大丈夫?」
音「ごめん、ちょっと…待って…」
たくさん貼られた健康安全のポスター、緑色の壁、茶色い床…保健室のようなベッド。
どうして…こんな所に?
そうだ、確か意識を失った後に…???
「ねぇ…大丈夫?落ち着いた?混乱してるのもわかるんだけど…自己紹介だけしない?」
音「自己紹介…?」
雪乃「えーと、よろしく。僕は目黒雪乃だよ。」
【超高校級の愛 目黒雪乃】
雪乃「あぁ、自己紹介ついでに…私がどんな才能で学園に選ばれたか説明するよ。」
音「…えーと…???」
雪乃「と言っても、僕はただの変人みたいな…今で言うヤンデレみたいな感じなんだけど…」
音「や、ヤンデレ…」
雪乃「僕は愛なんだよね。」
音「ごめん、何言ってるの?」
雪乃「あ、ごめんね…一応才能なんだよね…僕は超高校級の愛って言われてるらしい…」
音「超高校級の愛…」
それって才能なのかな…いや、私のもわからないし…
雪乃「…なんか、複雑そうだね?まぁ、僕なんかみたいな一般人がこんな所に入れるなんて思ったこともなかったな…だって、彼と同じ高校だなんて…まぁ、うれしいんだけど。ごめん、ネガティブに考えちゃうの僕の悪い癖なんだよね。」
目黒雪乃…少し頼りないけど、悪い人ではなさそう。
音「あ、私は愛楽音…超高校級の幸運だよ。」
雪乃「!…ふふふ、そっかァ…君なんだね。」
音「…え?」
雪乃「あは、これで自己紹介は終わりだね。こんな状況だけどよろしく。」
音「あ、うん…」
雪乃「あぁ、皆もう目覚めててね。一緒に自己紹介に行こうか。」
音「皆…?」
雪乃「たくさん…って言っても、ほぼ15人くらい?遅起きなんだね。」
音「う…とりあえず、行こうか…、雪乃さん。皆はどこに?」
雪乃「おそらくここは学園っぽい…から、皆探索でもしてるんじゃないかな。」
音「そうなんだ…」
雪乃「ここがどこかも、生活できる物はあるのか、何もかもわからないの。」
音「…生活?」
雪乃「ああ、万が一だよ。あとは逃げ出せる場所とかもね。」
音「そうだね、出発しようか。」
---
「うぷぷ!愛楽さん目覚めたんだね!」
雪乃「あ、モノクマ」
音「ものくま…?」
モノクマ「うぷぷぷぷ、僕はここの学園長…モノクマさ!」
音「ここはどこなの!?」
モノクマ「まぁまぁ、皆には渡したから、はいどうぞ。」
▽電子生徒手帳を手に入れた!
音「なにこれ…?」
モノクマ「これは地図が書かれてるからね〜!」
そう言ったきり、モノクマは消えていった。
雪乃「あれはモノクマ。なんだか今もよくわからないんだよね…」
音「ぬいぐるみ…?」
雪乃「でも動いてるからね…ちなみに、僕は皆と自己紹介したから情報を教えられるかも。」
音「ほんと!お願いするね。」