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岩本side
蓮「ごめ、、、、ぁ、、、」
そう言って俺に向かって倒れ込んできためめ。
一瞬の出来事に驚きながらも、めめの体を抱きとめた。
周りにいたメンバーも驚いて固まっている。
照「え、、、」
めめの体がじんわりと熱を帯びている。
蓮「はぁ、、はぁ、、、ご、、め、、、、」
ぽろぽろとめめの目から涙が溢れてきた。
それを指ですっと拭う。
蓮「っ、ぁ、、、ぃぃ、、、、」
突然、じたばた抵抗し始めるめめ。
…俺はどうすればいいの?
困って、めめを支えたまま立ち尽くしていると。
大介「照、ちょっとめめ借りるよ?」
めめを手から奪われる。
そのまま佐久間がめめをぎゅっと抱きしめる。
大介「めめ〜、頑張ったね〜、ずっと辛かったんだもんね。頑張ったよ〜」
そう言ってテンポよくめめの背中をさする佐久間。
…めめ、ずっと辛かったの?
なんで言わないの…
涼太「うんうん、ちょっと休もうね」
大介「めめ頑張ったから大丈夫だよ〜」
そう宥められても、めめの目からはずーっと涙が溢れ続けている。
そこで見かねたふっかが、めめに近づく。
辰哉「めめがどんな気持ちだったか教えてくれる?」
蓮「、、ぐすっ、、、ずっと、、つら、かった、けど、、、こ、じが、、、たいちょう、わるいなら、、おれ、、がんばんないとな、、って、、、おれなりに、、がんばった、けど、、みんなに、、、おそいって、、、おこら、れちゃ、、って、、、、」
そう告白するめめ。
俺はもちろん、さっきめめにきつく言ってしまったメンバーが呆然とする。
特に、いつも怒んない阿部なんか、絶望って感じの顔をしてる。
辰哉「そっかそっか。よく言えたじゃ〜ん」
めめの頭をくしゃっと撫でるふっか。
康二「めめ、、ごめんなぁ、、、、」
蓮「こーじ、悪く、、ないじゃん、、、、、おれこそ、、ごめ、」
大介「ほらほら、ごめんなさい合戦は終わり。めめ、こっちのソファあいてるからどーぞ」
佐久間に支えられてもふらふらしてるめめ。
危なっかしくて、見てられないほど。
倒れ込むようにソファに横になって、そのまま眠りに落ちた。
辰哉「さぁて。めめは寝たし。次はあなたたちかな〜」
くるっとこっちを向くふっかと佐久間と舘さん。
顔は笑顔だけど、どこか怒りを感じる。
照「…ほんとに、、、ごめん…………」
辰哉「それはめめに言ってあげて?謝る相手は俺じゃないだろ。」
翔太「…うん」
亮平「めめ…ゆるして、くれるかな、、、」
不安そうに瞳を揺らす阿部。
佐久間が阿部をぎゅっと抱きしめる。
大介「大丈夫だよ。めめ優しいし、阿部ちゃんがちゃんと謝れば伝わるから。ね?」
蓮「…ぅ、、、っ‼︎」
突如唸り出すめめ。
顔が熱で真っ赤で、苦痛に歪んでいる。
蓮「ぅぅぅ………んっ、、、、うっ‼︎…ゔぅ………」
ラウ「めめ、めめ⁉︎めめ、大丈夫なの?」
康二「きっと、大丈夫、やで、ラウ、ここにいな」
そう言って座ってるソファにラウを呼び寄せる康二。
康二がラウの手を握る。
大介「ねね、起こしちゃっていい?」
俺を見る佐久間。
照「…いいんじゃない?でも俺よりも佐久間が起こした方がいい気がする」
辰哉「そーんなことないでしょ。めめはきっと嬉しいよ?」
涼太「いっそのことみんなで声かけちゃう?」
そうだね、なんてみんなで賛成して。
「めめー‼︎」「めめ」「めぐろーっ」「めめ?」「めめ、起きて〜」「めめ〜」
「めめ、起きてよ〜、みんな待ってるよ〜」「めぃめぃ、、、」
蓮「ぁぅ、、、、ぅ、、、ん、、、」
真っ赤な顔をしたまま、目をゆっくり開くめめ。
蓮「はぁ、はぁ、、ん、、、どこ…?」
周りを見渡すめめ。
辰哉「レッスン室だよ〜。今日はもう終わりだけど」
蓮「…あ、みんな……………」
照「めめ、本当にごめん。康二が体調悪いからってめめにきついこと言っちゃった。…ごめん」
亮平「めめごめん…。めめは悪くないのに怒っちゃったよね、…ごめん‼︎」
翔太「めめごめんな。あんな言い方して悪かった。ごめん」
3人で勢いよく頭を下げた。
蓮「………」
ぽかーんとした顔で俺らを見つめるめめ。
蓮「ううん、いいよ。俺が言わなかったのも悪かったし、俺は怒ってないよ?みんなのこと…大好きだもん」
少し照れながらも、にこっと笑って言うめめ。
俺と阿部、翔太の3人で顔を見合わせ、めめを抱きしめた。
蓮「…ぇ、、?」
亮平「よし、家帰ろっか」
翔太「そうそう。家帰ろ〜ぜ」
照「こんな時間だし」
蓮「うん、分かっ、、、」
ふらりとまた倒れ込んでくるめめ。
同じように抱きとめる。
…熱上がった?
さっきよりもあったかいし、かすかにめめの体が汗ばんでるような…
…当の本人は寝てるけど。
照「…さっきよりも熱上がった気がする」
大介「まじ?あと康二はどうなの?」
康二「あ〜、俺?ぜんっぜん大丈夫やで?無理すればライブ一本いけるで?」
ラウ「絶対無理しちゃだめだよぉ⁉︎」
康二「分かってるで〜w」
辰哉「じゃ、そろそろ帰ろっか〜」
その合図でみんなが帰る準備をし始める。
辰哉「あ、照はめめ抱っこして連れてって」
照「オッケー」
俺に寄りかかったまま寝てるめめをお姫様抱っこする。
辰哉「よし、帰るぞ〜」
みんなで家に帰った。
終わり方…
とにかく今日はここで切ります‼︎