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なんで私なんかを…、
登場人物
竜神尊 (りゅうじんたける)
高1。学校1モテる。瑠璃に恋をする。
神家満瑠璃 (かみやまるり)
高1。校内1陰キャ。尊の好意に気づかない。
琉雨期夢姫 (るうきゆめの)
高1。尊が大好き!瑠璃をいじめている。
鷹香佐羽凪 (たかがさわなぎ)
高1。夢姫とタッグを組んで瑠璃をいじめる。
その他
モブ
先生
家族
瑠璃視点
「付き合って下さい!」
そう尊さんから言われた。
「え…、」
異性に好意なんか持たない。そう決めたのに…、
「断ります。貴方と私は釣り合わないです。」
私は断った。陰キャとモテ男。天と地の差だ。
尊さん、ごめんなさい。私は家に帰っても
何にも無いし、貴方が虐められるのを見たくないんです。
自分勝手ですよね。分かってます。もう話しかけないでください。
尊さんの表情は悲しそう。これで良かったのかな…、
翌日
「転校生が来るぞー。女の子2人。入ってくれー。」
先生が言うと女の子が2人入ってきた。
「琉雨期~夢姫で~す♡宜しくぅ~お願いしまぁ~す♡」
夢姫。そういう名前か。ぶりっ子ウザ。
「鷹香佐羽ぁ~凪で~す♡宜しくぅ~お願いぃ~しま~す♡」
どっちもぶりっ子。最悪。マジ絶望。
「席は…、瑠璃の近くで。」
先生、馬鹿ですか⁉
「はぁ~い♡」
しかし私を見た途端、舌打ちが聞こえた。
「放課後、トイレ来て~♡」
夢姫が言ってきた。陰キャの私に拒否権?無い。
放課後
「本当に来たんだ。www」
凪が笑っている。
「何の用ですか。凪さん。夢姫さん。」
敬語だる…、
「てめぇが話すんじゃねぇ!」
凪さんは右フックを決める。
「凪ぃ~♡結構効果あるね~♡」
夢姫は左フックを決めてくる。
「うっ…、やめて下さい…。」
私は頑張って2人に異議を言う。二人は
「これぐらいにしたげる!」
水をかけてきた。あと、お腹と体に100発ぐらい殴った。
痛みが感じない。もう、どうでもいいや。帰ろ。地獄に。
校門で尊は待っていた。私を見ると駆け出してきた。
「大丈夫⁉濡れてるけど…、血も出てるよ⁉」
心配が五月蝿い。
「心配しないで下さい!もう2度と話しかけないでもらえますか!」
言い過ぎた。尊さんは諦めてないようだ。それが五月蝿い。