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第7話 「居場所」
数時間たった。
ガチャ。
母「ただいま〜…ふぅ、ちょっと買い出しに行ってたわ」
夢明(…!?やば、お母さん帰ってきた……)
母「…ん?夢明の部屋から物音が、、まさか泥棒!?」
夢明「ひ、ひぃ!」
ガチャ。
母「…え!?む、夢明!?なんで家に?学校に行ったんじゃなかったの?」
夢明「え、あ、えっと、こ、これは……そう!あの…ちょっと頭痛くて……早退しちゃった、」
母「………は?」
その時、お母さんの顔が冷たくなって、凍りついたような感じがした。私の心にも風が吹いたような感覚だった。
夢明「え、あ……ご、ごめんなさい!ほんとに痛くて、勉強もできる気がしない痛みで……辛くて、」
母「…冗談よね?冗談に決まってるわよね?頭痛いぐらいで勉強だって学校だって行けるでしょ?なんで勝手に帰ってきたの?…これは学校に連絡ね」
夢明「え、?あ……違う違う、…違う!!私はほんとに痛くて、冗談なんかじゃ、」
母「うるさいな!!うちの子がそんなんだと思わなかったわ……今日は行きなさい!!勉強できるならいいんだから!ね?」
夢明「あ、……は、はい、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいっっ………」
母「……もう、はぁ困った子ね……」
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夢明(……結局追い出されちゃったな)
私は何もしてないのに…いじめのことなんて言ったら逆効果かな?…いや、言ったほうがいいかもしれないし、、今日言おうかな……
私は学校に向かっていた。でもなぜか門の前で足が止まってしまった。
夢明(……なんでだろう、入れない、入らないといけないのに…なんで、?)
………はぁ、、もうこうなったら行ったふりするしかないのか、?でもバレそうだし入らなきゃ……でも入れないッッ、、
夢明「……まぁ入れないのは仕方ないし、今日はもう公園のベンチで座ってるしかないか……」
私はコンビニに寄って軽いご飯と飲み物を買い、ベンチに座った。といっても、そこまで食欲が無かった。
夢明「…いつも食べてる豚汁なのに美味しく感じないな……」
夢明(……あ、そういえばお母さんが昔、よく豚汁作ってくれてたな、、、懐かしい)
……あの時は勉強とか関係無くて幸せだったのかな?……小学生になってから急に「勉強勉強」……。お父さんがいい会社についてるからってのもあるけど。
夢明「…あれ、私の居場所って、、、どこにあるんだっけ?」