進んでいけ。

今日も学校行けなかった。 私は不登校だ。 けど、本当は学校に行って美羽と彩香と一緒に話をしたい。 けど、私はいじめられている。 私のクラスには、私の専属いじめっ子がいる。 専属というと、私が抜擢した的な感じだが、 本当は専属いじめっ子なんかいてほしくなかった。 向こうが、勝手に決めた。 いじめっ子が私のクラスには5人いる。 5人がいじめたい人を決めて勝手に専属いじめっ子になってる。 いじめられている人を守ろうとするとその人もいじめられる。 そのせいで、いじめられている人は、友達が少ない。 でも、私には幼馴染兼親友の美羽と彩香がいる。 私は珍しい方だ。恵まれているといってもおかしくない。 いじめられるのはつらい。でも、もう慣れてきている。 まあ専属いじめっ子を持ってからまもなく一年だからね。 でも、やっぱり玄関から一歩も出られない。不登校3か月。 こんなんでいいんだろう…。 両親はこのことを知っている。まず、 「とりあえず、学校行かなくていいんじゃない？美乃梨の心の健康第一だし。」 と言ったのは両親だ。両親は優しい。でも、ちょっと過保護なところがある。 だって、普通の親だったら、 「学校行きなさい！不登校って…。どんなこといってるのよ！」 とかって言いそう。だから、私はある意味恵まれている。 両親は私のことを優先してくれる、最高の親だ。 でも、ちょっとした危険な事でも許可してくれないときとか、 今更お迎えとかっていうことがある。 「美乃梨、お友達の美羽ちゃんと彩香ちゃんが来たわよ。」 お母さんの声だ。もともとお母さんは家で働いている。 けど、私が不登校になってから、あまり仕事をしていない。心配だ。 とにかく、美羽と彩香が来るんだったら、私の汚い部屋、片づけないと。 「美乃梨～！！会いたかったよぉ～！」 美羽だ。美羽はテンション爆上げギャルってかんじだ。でも、すっごい優しい。 てか一週間前も会ったんだけどね。 「美乃梨、体調管理、大事そう？」 彩香だ。彩香はすっごいしっかり者で、私のこともしょっちゅう心配してくれる。 二人ともとっても頼りになるんだ！ 「うん。大丈夫だよ！てか一週間前にも会ったんだけどね。美羽と彩香には。」 「いや、前までは学校行ってたから、ほとんど毎日会ってたけど、最近会わないから。」 「と言っても一週間だけどね。」 美羽と彩香がそれぞれいう。ナイスツッコミ、彩香！ 「楽しい！」 思わず感想がこぼれた。みんなで笑った。 「いじめを回避しながら学校生活って送れるのかな。」 美羽が言った。確かに。私も気になる。 「完全ガードすればいいじゃん。私たちが。」 彩香。それだと…。 「彩香、確かにそうだけど、それだと彩香たちもいじめられるよ？」 思わず言ってしまった。 「でもさ、3人がいじめられてたら、いじめられ感薄くなるし、いじめの気持ちがわかるじゃん？」 彩香。確かにそうだけど。彩香たちは大丈夫なの？ 「名案だよ彩香！私たちはいじめられてもオッケーだし！」 美羽が言った。涙が出てきた。私は強力な親友を持っていた。最高だ。 --- それから学校生活、美乃梨たちは、いじめを気にせず、学校生活を送ったのでした。