公開中
2話 私がボーカル!?
「ん?バンドか。興味無い。」1人の男子生徒がつぶやいた。
---
よっしゃコレ終わったらすぐ入部届け出さないと!クゥーーいい曲。何この曲。『ascend』アセンド!上昇するって意味の!いい曲。本当。特にボーカルの美声がいいなー。あの人さっきの人じゃなかったからもう卒業しちゃったのかあ。お、終わった!すごい盛り上がり!よっし早速行こう!
---
「入部しなくちゃ!これでモテて夢実現のために頑張ろう。そして幸せな未来を掴み取るの!よっし。」
---
よおしGoGo!「廊下走んなお前!足おっせー。」「というか舞奈なんのパートやりたいの?」「うえ!?特に決まってない。2人は?」「オレベースがいいなー。」「僕、ドラム。」「セイキはあのぶおおおおおおおんがかっこいいベースか。そーまはすごいむずそうなドラムかあ。」あ、着いた!よっしいこう。「失礼します。入部希望の佐藤舞奈です!よろしくお願いします!」「同じく、入部希望の大橋星輝です。」「うえと、にゅうぶきぼーの、あ、んやすそーまです。野菜炒めが好きです。彩りいいから。」「「おいそーま!」」そしたらさっきの先輩がクスクス笑っていた。「仲良いのね、君たち。私は沢辺幸(さわべゆき)よ。希望のパートは何かしら?楽器なら少しは教えられるわ。」「オレ、ベースです。少しは弾けます。」「いいわよ。頑張って!」空気読みがアイマイならそーまはだいじょぶだろお〜(※あなたもアイマイです)。「僕はんーとドラム希望します。」「いいわよ、ちょうど空いているし。そこの舞奈ちゃんは何がいいの?」「うひゃ、私!?なんでもいいです。」うわ、もう決めときゃよかった。だってバンドって全部かっこいいんだもん。「なら、舞奈ちゃんボーカルやる?あなたならその大きな声でライブを盛り上げてくれるとおもうの。いいかしら?」「え、えええええええええええええー!?」予想外の言葉に悲鳴あげちゃった。えへへ。「「うるさい舞奈。」」「ごめええん。」はあ失敗か。「いいわね、ボーカル決定よ。本当いい声ね。」「えへへ」そう言われて照れていたら、だれかひとりがはいってきたのである。