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#10 ハジメノ一歩、?
####「なぜ私を…?」
?「####さんの力が必要なんです!」
***「でも__。どうして皆んなを助けに…?」
***「助けてって、手紙みたいなものに書いてあったの?」
?「ううん、書いてなんかないよ」
####「じゃあどうして、?」
?「胸騒ぎがしたの」
?「__がみんなのところに行かないと、」
?「皆んなにもう…会えない気がして___。」
一部動画のネタバレあり⚠️
🌷side
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🌷「う、ぅ…っ、」
何十分経ったのだろう、
どんなに待ってもシヴァさんは帰ってこない
🌷「…死んじゃった、の?」
🌷「…っ、ポロッ」
あの時僕も一緒に行っていれば
…いや、止めていれば
🌷「シヴァさんは死ななかったのかな…っ、ポロッ」
悔しくて、辛くて、
涙が止まらない
🌷「シヴァ…さ、、んっ…ポロッ」
「ごめん、っ」
俯いて泣いていると声がした
ずっと待っていた、あの声が
🌷「嘘…っ、」
🌷「シヴァさん…っ、」
🐸「ごめん…っ」
そこに立つシヴァさんは
血だらけだった
何箇所か怪我もしていた
🐸「なおきりさん…、落ち着いて聞いてね、?」
🌷「は、い…?」
その後、僕はシヴァさんの話に言葉を失った
🌷「そんな…っ、そしたら…!!」
🐸「うん、」
🐸「ここは死んだら、本当に死ぬ世界なんだよ…、っ」
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No side
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⚡️「皆んな酷いな、」
真っ赤に染まった床を見てポツリと呟く青年がいた
彼の目には光なんて無く、
ただ茫然とそこに立っていた
⚡️「`タスケテ`も`カエリタイ`も」
⚡️「`ヒトコト`も言ってへんのに」
冷たくなった手を握り、涙を浮かべる
⚡️「お前が《《最初》》や、じゃあな…」
彼は優しい笑顔を見せると闇の中に消えていった
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🦖side
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🦖「なんだよここ…」
しばらく歩いていると、まるでファンタジーのような空間に来た
どこかで…見たような気がするんだけど…
🍗「…なぁ、じゃぱぱ。」
ゆあんくんが振り返って言った
🍗「ここ、のあさんの夢の中の世界に似てないか?」
🦖「…あ、!」
確かに、ピンク色の世界…
お城に虹、、建築バトルで作ったものも何個かある
ここは…のあさんの夢の中、?
🦖「でも、なんで…?」
🍗「…よく分かんないけど先に進もう」
---
🍗「特に石像があるわけでもないな、」
🦖「ね…」
色んな所を歩いて回ってみたが、特に何かあるわけでもなかった
🦖「あー!ちょっと疲れたし休憩しよ…」
腕を伸ばしながらそばにあった木に腰を落とす
「誰…?」
🦖「うぎゃああああああああああああ!?!?!?」
いきなり背後から声がして思わず叫んでしまった
🍗「…お前マッジでうるさい」
そばにいたゆあんくんも耳を塞いで顔をしかめている
🦖「ごめん…、で、誰…、って!?」
俺は後ろにいた奴を見て後ずさった
🍗「なんでお前がここにいるんだよ…」
🍗「…バク、、」
バク「やあ、また会ったね。じゃぱぱにゆあん、だったっけ?」
奴は笑って俺らを見る
そして、何かを察したかのように言葉を付け加えた
バク「違うよ、もう僕はのあちゃんに用は無い」
🦖「じゃあなんでお前がここに、」
バク「…司令を受けたんだ」
司令…
更に上の立場の奴がいるのか…?
バク「君たちを殺せって命令じゃないから安心して、」
バク「僕は止めるように言われてるんだ」
🍗「止める、って?」
ゆあんくんが首を傾げながらバクに尋ねる
バク「君たちが探している黄色い彼だよ」
黄色い彼…って、
🦖「たっつんのこと、?」
俺がそう言うとバクは頷いた
バク「だから君たちには危害を加えないよ」
🍗「…本当に?」
バク「ああ。神に誓うさ」
俺の目にはバクが嘘をついているようには見えなかった
俺たちはバクのことを信じることにした
🍗「なんかしたら殺すからな」
バク「僕はもう幽霊だよ?切れやしない」
🍗「詰んでるじゃん!?」
バク「だから何もしないんだってば〜…」
🍗「いーや!信用ならないね!」
バク「信じてよ〜ゆあん〜!」
後ろで言い合う2人はまるで兄弟のようだった
これだから子供は…
俺たちは更に奥へと歩いていく
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🦊side
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--- 数時間前 ---
🦊「ねーもふくーん、これ洞窟あるのー、?」
👓「んー、、無いかも」
🦊「えぇ!?」
こんなに歩き回ったのに洞窟が見つからない
やっぱりこの世界何かが…
その時、奥で何かが光った気がした
何か…ペンダントみたいなものが見えたような…
👓「どぬ!これ…!!」
もふくんが指差した場所には大きな渓谷があった
🦊「わぁ…!ここならダイヤいっぱい掘れそう!」
👓「ね!」
もふくんと軽くハイタッチをして、渓谷に入ろうとした
その時、
?「`だーるまさんがこーろんだ`」
あの声がして、俺たちは動きを止めた
👓「どぬ、だるま見える?」
🦊「ううん、見えない」
咄嗟にもふくんの真後ろを向いたから、だるまがいるかどうかよく分かるはず
👓「ここじゃないかもね」
🦊「だね…」
胸の前で停止していた拳を下ろし、少しずつ中へと歩き始めた
👓「あ…木足りない…」
もふくんがポツリと呟いた
確かに、作業台分しか持ってきてなかった
木がなかったら松明もツールも作れない
🦊「俺取ってくる!」
もふくんにそう言って、俺は木を探しに外へと出た
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🦊「木!木!木はどっこだ〜?♪」
歌いながら街を歩く
街なのに木があるのが少し不思議だ
__🐸「危ないっ!!」__
誰かの声が聞こえた、
この声…シヴァさん、?
嫌な予感がした
俺は走って声の元へと向かった
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🦊「シヴァさん!?」
そこには呆然と立つシヴァさんと、
血まみれになって倒れているヒロくんがいた
おつなーこ!!!