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story3
同じ頃、カラフルピーチのシェアハウスでは・・・。
じゃぱぱ「ん?」
買い物から帰ってきたじゃぱぱは、家の前に女の子が座り込んでいるのを見つけた。
じゃぱぱ「この子・・・気を失ってる!?」
急いで中に運び入れ、るなに女の子を託した。
るな「じゃぱぱさん!あの子起きました!」
じゃぱぱ「まじ!?すぐ行くわ!」
女の子は椅子に座っていた。
女の子「あたしは墨江琴乃です」
じゃぱぱ「琴乃ちゃん?よろしく」
琴乃「あの・・・その声、じゃぱぱさんですよね?あたし、あなたに勇気をもらえたんです」
じゃぱぱ「え?確かに俺はじゃぱぱだけど・・・勇気をもらえた?」
琴乃「はい!じゃぱぱさんの動画を見て、あたしも頑張らなきゃって思って、アニマルサーカスをぶっ壊してやるって決めたんです」
るな「アニマルサーカスって、少し前に見に行ったやつですよね」
じゃぱぱ「なんでそれを壊すの?」
琴乃「皆さんはアニサーの黒い噂、ご存知ですか?」
じゃぱぱ「あー、なんかすちさんが調べてたな」
琴乃「アニサーは獣人達を捕まえて、サーカスの見せ物にしてるんです。あたしの友達のまゆのちゃんも祖父母を殺されています」
じゃぱぱ「嘘・・・」
琴乃「黒い噂を調べてしまったじゃぱぱさん達も、アニサーに狙われています。あたしが秘密を話さなくても、既にターゲットになってるんですよ」
じゃぱぱ「じゃあ、俺達はどうすればいいの?」
“獣人村に来れば安全なはずです”
ないこ「獣人村?」
まゆの「はい。アニマルサーカスの黒い噂を調べている時点で、皆さんは消される運命にあるんです。特に、アニマルサーカスを最初に調べてしまったすちさん、獣人を知ってしまったたっつんさんは危ないです」
ないこ「あぁ・・・。そういやXに詳しく書いてたっけか」
まゆの「獣人村は結界で隔てられてるので、アニサーは見つけられないはずです」
ないこ「・・・行くしかないのか」
まゆの「あいつらの黒い噂が明らかになっていないのは、秘密を知った人間は1人残らず殺されているからです。このままじゃみんな殺されます」
まゆのの目は真剣だった。
ないこ「わかった。みんなを連れて、獣人村に行くよ」
じゃぱぱ「獣人村・・・」
琴乃「獣人村はあたし達が住む場所です。結界が張られているので、そう簡単に破れはしないでしょう」
じゃぱぱ「よし、それならみんなに話そう。琴乃ちゃんからも説明してくれる?」
琴乃「お任せください!」