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第4話《母親②》
物語のストックを用意していないので、番外編や、日替わりお題をするかもです!!
(忙しかったら!)
ごめんなさい!!
"ストーップ!やりすぎ〜!!"
煌陽「珀陽ッ?!…手が。」
珀陽「んなもん大丈夫だよ!
てか!なぁに泣いてんだよ!言っただろ?『何かされそうになっても、俺らがいるから、安心しろ』ってさ!」
煌陽「…ッ⁈ありがと。」
玲衣「何も言わずに部屋に入ったと思ったら無茶して!死んだらどうするんですか!」
巫兎「まぁまぁ。」
珀陽「てへっ!(*´꒳`*)」
玲衣「『てへっ!』じゃないですよ!!全く。」
お母さん「貴方達は誰よッ⁈」
玲衣「私たちは、町を守るために活動している、組織に所属している者です。」
お母さん「そう。後にいるのは…もしかして巫兎?!」
巫兎「…うん。」
お母さん「…ッ⁈貴方さえ、いなければ!いな…ければ。こんなこと、しなくて良かったのに。」
巫兎「…ごめんなさい。」
玲衣「巫兎様が謝ることじゃないですよ!」
巫兎「…ありがとう玲衣。……?ねぇ、この薬って。」
お母さん「毒よ。」
珀陽「お前、これ飲んだのかよ!!」
お母さん「えぇ。これを飲めば大体の人は48時間後に亡くなるわ。私はね、最初から分かっていたの!煌陽が貴方達に勝てないことくらい。巫兎を殺せないくらい!だから、いっそのこと煌陽と一緒にもうタヒのうと、私はこれを飲んだ。バカみたいよね。子供を利用してまで、消したい噂なんてないはずなのに、周りから人がいなくなるのが怖かった。煌陽が、貴方達に殺される、そう思っていたのに、怪我も手当てされた状態で、帰って来た。私にはこれを飲んでしまったから、後がない。ねぇ…せめて、最後に話しておきたかったことだけでも。」
煌陽「お母さん…?何言って…」
お母さん「…あのね巫兎と煌陽は、本当の家族なの。だから、煌陽がちゃんと巫兎の手を引っ張ってあげてちょうだいね。
私は、毒を飲まなくても、もう先は長くなかったでしょう。呪いのせいで、日々寿命が縮まっていたもの。最後に、子供達をもう一度見れてよかった。夫が子を産めと散々いうから産んだけど、巫兎が女の子として生まれた以上、噂をなくすために、いつか殺さないといけなくて、煌陽を利用してまで、巫兎を殺そうとした。煌陽、巫兎本当にごめんなさい。
もう、この村には戻ってこないかもしれないけど、もしもここに戻って来たらこの村を頼んでもいいかしら。この村を救える人は貴方達しかいないわ。」
巫兎「もちろん。いつか、この村に光を届ける。約束よ!」
お母さん「ありがとう。……あぁ、目がかすんできた。」
煌陽「お母さん!!待って、いかないで。」
お母さん「…貴方を散々利用して来たのに、殺そうとしたのに、こんな私のために泣いてくれているの?ふふ…貴方は本当に優しいのね。」
煌陽「待って。お願い。もう、これ以上家族を失いたくない。」
お母さん「……幸せになってね。」
こうして、息を引き取った。
煌陽は、たくさん利用されて、殴られて、最後は殺されかけて、辛かったはずなのに。そんなことをしていた人でも、"家族"だからって必死に助けようとした。でも、無理だった。
家に帰って来てから、煌陽は、部屋に閉じ籠ってしまった。
毎日、珀陽が煌陽を慰めようと、元気付けようとして、その日にあった面白い話をしていた。
そのお陰か、煌陽は少しずつ回復していった。
だが、新たな2つの問題が起こってしまう。
今日も見ていただきありがとうございます!!
次回は、2つの問題を解決する。ほのぼの回になります!
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