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第二章
結構自信ない。
リメイクしたよ〜
その日、帰ってからずっと考えた。
俺と伊吹の見ていた夢の共通点が「実験室」と「沢山の実験」だという事。
俺達は何かやらなければいけない事があったのかもしれない。
でも思い当たることがなにもないのですぐに寝た。
___次の日___
この日は休日だった。
昨日伊吹から『明日遊ぼーよ!場所は僕の家!』とメールが来ていたので伊吹の家に遊びに行った。
氷空「お邪魔しまーす。」
伊吹ママ「あら、いらっしゃい氷空君。今日はどうしたの?」
氷空「伊吹が今日遊ぼうと言ってて」
伊吹ママ「でもまだ伊吹は寝てるわよ」
(あいついつも休日の”日中はずっと寝てる”からな…)
氷空「いつもの事だから慣れてますよ」
伊吹ママ「そうね、じゃあ伊吹が起きるまで待つ?」
氷空「そうします」
伊吹ママ「わかったわ」
(あいつが日中弱いのは前から知ってるけど…起きるまで待つか。)
__約1時間後__
伊吹があくびをしながら階段から降りてきた。
伊吹「あれ、もう来てたんだ」
氷空「ああ。1時間くらい前から居たぞ」
伊吹「1時間スマホいじってたんだ…」
氷空「うん」
伊吹ママ「2人とも、私はしばらく出掛けてるね〜」
伊吹「わかったー」氷空「わかりました」
__________
氷空「…で、夢の話だけど…」
伊吹「…うん」
氷空「今日も夢、見たのか?」
伊吹「うん。見たよ」
氷空「何か分かったことは?」
伊吹「うーん…」
伊吹はそれからずっと黙っていた。
伊吹「………」
氷空「どうした?」
伊吹「…思い出せない…見たはずなのに…」
氷空「え…」
伊吹「氷空は思い出せる?」
氷空「え、ああ思い出してみるよ」
伊吹「うんわかった…」
確かに昨日夢は見た。…はずなのに…
(ほんとだ…伊吹の言う通り思い出せない…)
氷空「ほんとだ…思い出せないな…」
伊吹「どうしてだろう」
氷空「何か関係があるのか…」
伊吹「頑張って他の情報を思い出してみるか…」
氷空「…ああ。そうしよう」
伊吹「実験所…実験…実験体…成功体…」と伊吹が言っていたら突然涙を流した。
氷空「え!?どうした!?」
伊吹「分かんない…けど夢の内容を思い出してたら…」
(思い出そうとしただけで?…涙を流すくらい辛い夢だった…?)
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(とりあえず涙が止まるまで俺が思い出す事になったから思い出すか…)
(白い部屋…実験…失敗作…謎の装置をつけられる…)
と、そこまで思い出していたら突然意識が途切れた。