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リナリア様を惚れさせよう。
どうも!
今回は!
最近仲良くなった方ってずっと言ってましたよね?
その方に短編カフェを布教したということで!
今回は俺に惚れてもらおうと思います♪
いやぁじつは、俺以外と独占欲っていうもんが働いてるんですよ。
仲良くなった方にも、もちろん他に仲良い人がいるじゃあないですか。
まぁそんな感じで、リナリア様にも独占欲が働きそうで怖い…というか
もうちょっと働きかけてる。ごめんなさい変な目では見ないで泣
なので、あっちから好きになっていただこうと思い立ったんです!!(なんで?)
優しくて神なうえに博多弁だなんて…俺を殺せるカードが揃っております!!!!
ぜひ付き合いましょう!!!!!
俺は攻めになる。嘘。
ごめんリナリアさん(´;ω;)風邪ひかせてごめん(´;ω;)
「ひぁーっ…さむかね、」
「そぉやな…」
12月。もう肌寒いでは済まない寒さになってきた。
昨日の夜から降り続けた大雪。翌朝には積もりに積もって、辺りは真っ白。
ということで、二人で近所の公園に遊びに行くことになったのだ。
「見て!!めっちゃ白いでぇ!?」
「そりゃ雪やけんね、白かに決まっ…っつめた!!」
「へへーっ!!服ん中に入れたったわ!!」
りつのもこもこの上着の中に、丸めた雪玉を入れてやった。
案の定りつは雪を外に出そうとしていて、その光景がめっちゃ面白かった。
「うはっ、りつ…!!頑張って出せ〜!w…うわぁぁっっ」
笑っていると、いつのまにか目の前は真っ白。
どうやら、顔面に雪玉を当てられたらしい。
「…ふっ、仕返し」
「っ、このやろー…許さん…!!」
そうして、俺とりつの本気の雪合戦が始まった。
…そうして2日後。
「ん"ぅ、しょくよくなかぁ…」
「あかんって、二口くらいは食べな薬飲めんから…」
りつの首を伝う汗が、熱の高さを物語っている。
そう、多分雪合戦が原因で、りつが風邪を引いてしまった。
まさか風邪引くなんてどっちも思ってなくて、対策とかも全くしてなかった。
はぁ…完全に失敗した。対策くらいしときゃよかった…
…でも、今更後悔しても遅い。今はりつの看病に専念せな。
「ほら、りーつ。あーん」
「……!?」
口元にスプーンを持っていくと、りつの顔がみるみる赤くなる。
もしかして、熱上がった…?
「り、りつ?」
「っ、じぶんで…たべる」
どうやら、流石にあーんはきつかったらしい。
反省や…と思いながら見守っていると、ある異変に気がついた。
「りつ?手ぇ震えとるで…?」
「…ん、なんで…スプーン持てん…」
「熱高すぎるんやって、もっかい測る?」
目の前で震える手に、流石に俺の本能がまずいと訴えている。
体温計を手渡…そうとしたけど、この手じゃ体温計も挟めんか。
顔が赤いりつを無視して、体温計を挟んだ。
しばらくして、機械音と共に表示された数字。
俺は思わず息を呑んでしまった。
「は、よんじゅう…?」
これは、「季節性の風邪」では済まないだろう。
多分、疲れとかストレスも相当かかってたんだと思う。
気づかんかった…彼氏失敗やん、
しょぼくれている俺を見て、りつは不思議そうな顔をしている。
「…? ゆう、どげんしたと…?」
「…いや、なんでもない 大丈夫やから、」
「む…うそつくな、どうせ『りつが疲れてること気づかんかった…』とか思いよーんやろ」
さっきまでふわふわしていた喋り方が、いきなりいつも通りになった。
しかも、俺の心見透かしてる…流石の観察眼。
「は…? 何言っとん、んなわけないやろ」
「んなわけある。悠はいっつも俺ばっか…頭ん中俺だけ。俺んこと好きすぎ」
口に当てられた人差し指に、俺の顔はどんどん熱くなる。
まずい、俺まで風邪引いたかな??
「ほら、これだけで顔真っ赤。やっぱ好きすぎやなか?笑」
「んー…や、やめろっ」
「はは、っ…」
ベッドに倒れ込んだりつ。どうやら、無理をしていたらしい。
そらそうなるって…
でも、この短時間で…また改めて気付かされた。
俺は、りつが大好きだって。
りつも、そう思ってくれとるかなぁ…
口元が緩むのを抑えられないまま、りつの額に新しい冷えピタを貼った。
なんで冷えピタ貼って終わったの?
わかりません。
リナリアさんんんんんんんんん!!!!!!!!
惚れました?惚れてください!!!!(変態)
いや、逆に引いた可能性も…
リナリアさんと俺って5歳差なんですよね。
いい。好き。