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第12話:魔王〈後編〉 駄作
駄作も駄作、大駄作!!
読まなくても本当に大丈夫な話です。
前回のあらすじ…。
豚殴った、面談に遅れた、魔王がいた。
なに?適当だって?
知らないね!
今の状況を簡単に説明しよう。
私たち(フミと私だけ)は、魔王の間の中で正座させられている。
「あ、あの…今日は天気がいいですね~」
「今日は、曇天だ」
「いやぁ~あはは」
(話しにくい!超話しにくい…いや、自分の父?知らないよ!これまで一度もあったことがなかったのに、今頃なんも話せないし実質赤の他人だよ!!)
「そろそろ、いいのでは?アーゼ君」
「あぁ、そうだな棗…。椅子を用意してくれるか?」
「このはちゃんの分とフミの分は用意するので自分の分は自分で」
「おい、今の雇い主は…はぁ、分ったよ」
(意外に、棗と仲がいいような気がする…。)
気のせいだろうか?
そんなことを思っているといつの間にか豪勢な椅子に私とフミが座らされていた。
「???」
いつ間に…と考えていると、魔王が口を開いた。
「お前は、母によく似ているな」
(え…急に何?おばあちゃんの話??)
「話し下手ですか?」
「う…娘となんてほぼ初めて話すんだ。ましてや、あいつとの子なんで尚更…仕方ないだろう?」
「言い訳はいいので…いえ、私が説明しましょう」
真顔で話していた棗だが、魔王様の顔を見た瞬間呆れたような表情をし昔話をはなし始めた。
昔々、一人の青年が婚約者を決めるために舞踏会に来ていた。
数多の女性たちが、彼に押し寄せ求婚した。
その美貌で、話術で、身体で…。
しかし、それらを向けられても彼は全く興味を示さなかった。
別に声が可愛い女性が彼は嫌いというわけではない。
どちらかというなら、好きな部類だ。
また、身体のラインのしっかりした女性も嫌いじゃない。
彼も、男の子だ。
胸の大きい女性には引かれるし、必然的に目で追ってしまう。
それでも、彼は女性たちに興味を示さなかった。
それは、彼女たちの目の奥が彼の財力や権力にしか向いてなかったからだ。
彼は、生まれながらにして最強。
次期魔王と呼ばれた
その称号は、一般人なら誰しもがほしいであろう称号だ。
持ってるだけで、注目を浴び富も名声も手に入れた。
しかし、彼は満たされなかった。
何かが足りない。
何かが欠けている。
そんな思いに駆られて…。
そんなときに、一人の女性に舞踏会で出会った。
白い髪に、黄色い瞳。
ふんわりと着飾ったその姿は天使の様だった。
それこそ、このはの母親フェールだった。
それから、連絡を取り合いデートも何回か行って…結婚した。
その後、一人の少女を授かった…それまでは良かったが、それが天使と悪魔のハーフだと分った。
そう、彼女は…フェールは本当の天使だったのだ。
その後は、彼女が追放され娘も災いの子として国外追放された。
そして、今に至る…。
という訳らしい。
「…??」
(何の関係が?)
私は、そんな疑問を感じながら思考に浸ることにした。
非読書推奨小説お読みいただきありがとうございます。
私、何か校としたのか忘れました。