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花火が散るより長く向日葵が散るよりは短い期間を生きた僕と先輩の話7
「はぁはぁ」荒れた息を整えながらベンチに座る。
「天崎君大丈夫?」先輩から受け取った水を一息で飲み干した。
「っ、ありがとうございます。ケガしてないですか?」「うん、私はへいきだよ、」「よかったぁ。」 思わずため息をつく。そこから二人で散歩をして家へと変える。
「そうだ!天崎君明日って暇?」「え、?あ、はい。」「やった!一緒に花火しない?」まじで!? 「はい!」「いいお返事だねw」じゃあ明日待ってる。と言われ頭をなでられた俺はなんかそれが子ども扱いみたく感じて、その手を握りしめてそっと唇にキスをした。
「え!?」 「子ども扱いしないでください。俺だって男です」赤く染まった手をつなぎ何も話すことなく別れた。
翌日。「やっほ~!」元気な先輩に連れられホームセンターにいる。
どの花火にするか選びに来た「これいいんじゃない?」「でもこっちのほうが安いし、、、」 結局選んだのはスタンダードのだ。
「じゃあ、7時にここ来て!」と渡されたのは先輩の家の住所。「え!?いいんですか?」 「ダメだったら渡さないよw」いたずらっぽく笑う先輩。
手を振り別れ、家に戻り着替えた。
そういえば今日は8月29日。課題は今日終わる(予定)だ。
もう夏が終わる。