公開中
本編13
「…意外と早く着いてしまったな」
今日は暁山と約束していた日。
太陽の光が結構強い、目潰れそう
「にしても人多いな…なんか疲れてきた…」
「あっ、司先輩!」
「…!おぉ!暁山!誘ってくれてありがとうな、!」
「いえいえー!…今日は少し話したいこともあったし…」
「ん?今何か言ったか?」
「ううん!ほらほら早く行こっ!」
---
「やっぱいつ来ても落ち着くなぁ…♪」
「よく来てるのか?」
「んー、時間がある日とかはたまに来てるかな…」
「へぇ……」
温かい紅茶を飲みながら思った
少し気まずい。
というか暁山と2人で出かけたことなんて一度もなかったし…
そもそもなんでオレを誘ったのか意図が読めないし…
「あははっ…ちょっと気まずいね…(笑」
「…そうだな…」
「………ねぇ司先輩」
「ちょっと聞きたいことがあるだけど…」
「な、なんだ、?」
「…こんなところでこんな話するのも…少し気が引けるけど、」
「先輩、何か悩んでる事とか…ある?」
「…っ…!?」
「なんで…」
「その…最近学校であんまり見かけないし…類に聞いても話逸らされて…何も教えてくれなくて…」
「あ…」
「別に言いたくなかったら言わなくていいけどね…?」
「…少し、心配だなぁって思ってさ」
「……………」
暁山だったら…大丈夫だろうか
全部、受け止めてくれるのか…?
…きっと大丈夫だ
こんなに心配してくれてるなら…オレは…
「…今から話す事…信じてくれるか…?」
「…!うん、ゆっくりで大丈夫だよ」
「嗚呼…」