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私は悪役令嬢として生きていくので、邪魔しないでもらえますか?
お試しで書いてみました...初心者です~
ふぅ...今日も仕事疲れたなぁ...
私は至って普通な人!そう、普通!何も目立つことなくこの世を去っていく。
そう!そのためにも念入りに事を成し遂げている!
「夜花くんめっちゃ酔ってんね~」
「部長こそべろべろじゃないですか~」
はぁ...やばい吐きそう...部長のせいだ!!絶対!!あーもう最悪....
あーもう無理...眩暈が...する.....
「・・花く・・!・・くん!!・・・」
あれ?部長の声がする様な.....
――ん....今何時だ...スマホ...スマホ.....
え?ふと目を開けるとそこには金髪で青い瞳の美少年が....
え!?美っっっっ!!!!!!!
なにあれ!?人間が放つ光じゃないよ...オーラが漂ってるよ....
寝てる...かっこよ!!
そういえばここ...どこ?
このふわふわの枕、いかにも高級感がある肌触り....
いやこれ異世界転生じゃね!?
待って待って待ってください!!!
よく見たら私の手細すぎませんか!?
いやいやいや.......え!?
「どうしたんだミミ、まだ具合が悪いか」
「いや、もう大丈夫!..ぁ.ですわ!」
「そうか、それなら良かった。」
「わざわざありがとうございますわ、リオル大公爵。」
「じゃあな」
バタン
あれ、なんで私あの美少年の名前とか爵位とか知ってるんだ...?
なんかするっと頭の中に浮かんできて来っちゃったから言ったけど!!
なんだろう...そういう記憶だけ残ってるのかな?
考えないと―――
コンコンコン
「ミミお嬢様、お入りしてもよろしいでしょうか?」
まぁ、後で考えようかな
「ええ、入っていいわよ」
「失礼します」
綺麗に手入れされたメイドの服装...いかにも異世界って感じね!
「って、まだお着換えされて無かったのですか?」
「?ええ、さっきまで寝ていましたもの」
「ミミお嬢様ったら...そろそろ王族という自覚を持ってくださらないと..」
「早く制服を着てください」
クスッ
制服が破られてる...
王族相手になんてひどい態度..嫌われてんのか?ミミ嬢...
「お父様に報告してきますわ、制服が破れていましたと」
「破れていたのですか!?ひどいことをする人が居るんですね~」
貴方がしたくせに...まぁいいか、どうせそのうち権力で握りつぶせばいいよね
―――一旦お父様に報告して違うものを取り寄せてもらったけど...
本っ当に態度悪い...
まぁ、気を取り直して登校しようかな...
カツカツカツ
結構目立つなー、王族だから普通か、
「ミミ様って自分のこと好きそうですわよね」
「ですわよね、王族だからって調子に乗るんじゃないですわよ」
あーイライラするなぁ...頭をもぎ取ってやろうか。
「あの?コソコソ言うよりかは面と向かって仰ってくださった方が、よいと思いますわ?」
「ヒッ......た、大変申し訳ございません!!今のは冗談といいますか...」
「飛んだ冗談ね、陰で何かすることしかできないならいっそ、もう学校に来なければ?」
「ッ.....」
「ま、後でどうなるかは貴方たちの行動次第ですがね。」
「え、あ...」
ふう...スッキリしたぁ...こんなことでストレス発散してる私も大概だけど...
――――――「ということで、今日はここまで。」
やっと終わった....帰ったら何すればいいんだろ...
って、そうだ!記憶のことを考えないと!!
鞄に教科書を...
パチン!!
「痛いですわ...辞めてください、ミミ様」
「はっ?」
「ドレルア!!ミミ様!!これは王族としてどうなんだ!!」
「.....」
「なんで黙るんだ!!まったく...これだから王族は...」
「・の・・み・・・・な・・・た・・・の・・・」
「なんて言っているんだ?謝るならもっと大きな声で―――」
「その脳みそはなんのためにあるのかしら?」
**「表向きで見た情報でしか見ていないのなら、人を!!私たち王族を!!知ったかぶりで言うんじゃないんですわ!!」**
「は?どう見たってさっきのは、ミミ様がドレルアを叩いて..」
「そうです、ミミ様に叩かれて...」
「そのことを表向きで見た情報と言ったのですわ!!」
「貴方はドレルアさんの事を分かった上で言っているのでしょう?」
「な、何を言って..」
「あら?たしかドレルアさんの魔法って、錯覚魔法でしたよね?」
「ッ....!!」
「ドレルアさんと仲が良いなら、ドレルアさんの魔法でこうなった、と考えれますよね?」
「チッ...」
意味わかんないところで切っちゃってごめんなさい~