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彼氏は推しです。#5 一目惚れ
#1から読むことをお勧めします!
※この小説には、いれいすという歌い手グループの名称が出てくることがあります。しかし、いれいすを知らなくてもお楽しみいただけるようになっておりますので、どうぞご愛読よろしくお願いします!
--- 《登場人物》 ---
|白《しら》|雪《ゆき》ぴあ ••• 主人公
白雪ないこ••• 《《ぴあ》》の兄。歌い手をしている。
|古《ふる》|川《かわ》|真《ま》|由《ゆ》••• 一言で表すとジャ○アン。友達。
|佐《さ》|倉《くら》|莉《り》|瑠《る》••• ぴあと同じクラスで、一番仲がいい。親友。
|大《おお》|神《かみ》りうらくん ••• 学校一のイケメン。ぴあと同じクラス。真由の元カレ。ないこと歌い手をしている。いれいすのメンバー。
ほとけくん ••• いれいすのメンバー。
初兎くん ••• いれいすのメンバー。
いふくん •••いれいすのメンバー。
悠佑くん •••いれいすのメンバー。
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--- りうらside ---
そうだった。あの子に恋をしたのは、入学式。誰よりも可愛くてみんなにモテるその女の子は、 白雪ぴあ という名前だった。俺は、あの子に一目惚れした。
大神|裏《り》|ト《うら》
この名前は、みんなから読みにくいとかケチつけられるような名前で、誰も最初は仲良くしてくれなかった。
でも、今はみんなとこうして話せる。それも彼女のおかげだった。
入学式を終えて、最初の席替え。友達なんていない俺には、正直どの席でもよかった。むしろ、席替えをすることが “時間の無駄”だとも考えていたくらいだ。
しかし、俺のその考えが変わったのは、あの子の隣の席になってからだった。
白雪の席の周りにはいつもたくさんの人が集まっていた。古川や佐倉を含め7人。うちのクラスでは、一番大きいグループだったんじゃないかなって思ってる。
俺が古川に告られたのは、入学して1ヶ月が過ぎた頃。L○NEでの告白だった。
古川が俺に告白した理由は、白雪の席にいてぷうーんっと香る、俺の香水の香りが好きだったらしい。普通は、は?ってなるだろうけど、友達のいない俺には、話しかけられることの方が驚きで何も感じなかった。
古川が俺に送ってきたL○NEその言葉はたったの2文字 “すき” ただそれだけだった。
俺がそんな積極的な女の子に惚れない訳がない。でも、白雪のことは諦めきれなかった。
そこで俺がとった対応は、 “みんなにバレないように付き合う” ということだった。だが、最初は上手くいっていたものの、古川はどうやら口が軽かったらしく喋ってしまったらしい。白雪にバレなければ、そのまま続行でも良かった。でも、よく考えてみたら、古川と白雪は同じ部活。そして、古川は、白雪の席に集まっている集団のうちの一人だった。喋っていないはずがない。そこで、別れることになった。
あと、俺は、音楽が好きでギターも独学で勉強している。そして、You○ubeに《《歌》》《《っ》》《《て》》《《み》》《《た》》を投稿している。
つい先日、俺のT○itterに一件のお誘い連絡があった。