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METEOR!(1)/wrwrd
METEORの曲パロです!誤字脱字多めです!
sha.utメインです!それと名前は曲パロのためですので、嫌な方はおやめください。
それでもいいよ見てやるよこんちきしょー!って方はどうぞ!!
大人になる前、あいつはああ言ったんだ
「なぁ大先生!見てやこの流星群!」
そう幼馴染のシャオロンが空に向けて指を差す。
「シャオちゃん、あんまはしゃぎすぎたら転ぶで」
シャオちゃんは人気者になりたいといつも言っている。シャオちゃんはいつも「俺は絶対人気者になるんや!」と言っている時もあれば、
「俺にできるんかな…」と落ち込んだりする時もある。
僕はシャオちゃんが落ち込んだときにかけてあげられるような輝く言葉を探していた。
「大先生?どしたんそんな悩んで。シワがついちゃうで?」
「やかましいわ!」
「はぁ〜…」
「どしたのシャオちゃん。そんなにため息ついちゃって」
「俺もみんなが綺麗だったり、好きだったりとか思ってもらえるような人気者になれるかな…」
珍しくシャオちゃんが落ち込んでいることに僕は少し驚いた。
なんて言葉をかけてあげればいいかな?
「じゃ、じゃあシャオちゃん!」
「なんや?」
「魔法かけてあげる!やからさ、人気者になって将来僕のところにきてよ」
「!!」
「大丈夫。シャオちゃん。忘れないでほしい。
シャオちゃんはいつでも僕のお星様だから!」
「…ふっ、ありがと大先生」
「じゃあまた、大人になったいつかの日まで」
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ピリリリリ…
「はい、もしもし?…え?母さんが入院!?
ほんまですか!?」
『いつでも僕のお星様やから』といつの日かあいつにかけもらった|言葉《まほう》。
俺は昔からずっと人気者になりたいと言っていた。今ではアイドルとして活動中なんやで!
いつか大先生と一緒に活動したい…けど今どこに大先生がいるかわからない。
「どこいったんやろ…。とりあえず母さんのお見舞い行くかぁ」
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「母さん?」
「あぁ、シャオロン。ごめんねぇ…」
「ううん。全然。それより大丈夫なん?体」
「平気よ。安心して活動しなさいね」
「うん。あとこの薔薇飾っとくね〜」
「ありがとう」
「それじゃあ!仕事あるからまた来るね」
ガラガラ、と扉を閉める。そしたら誰かとぶつかってしまった。
「あっごめんなさい!」
「…シャオちゃん?」
「えっ大先生!?なんで病院におるん?」
「今の彼女が入院してもーてん」
大先生と会うのはいつぶりだろうか?
きっと6〜7年ぶりだろうか。だが、目の前にある彼は痩せ細っていて、今にも折れそうなくらいだった。
「大先生、また今度話せる…?」
「シャオちゃんが空いてる日に教えてや。」
「わかった」
それから大先生と別れ、俺はスタジオへ向かった。
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やばい、あんなところでシャオちゃんと会うなんて思ってなかった。
彼女が入院なんて嘘だ。僕が病院に通ってるだけで。
僕は鬱病になっていたらしい。痩せてしまい、何もする気も起きずに寝てばっかりだった。
「あー…シャオちゃんになんて言おうかな…」
僕は人より嘘が苦手だ。僕の周りにいる奴らは嘘が上手いから僕はよく騙されてしまうことがある。
「なんか流れとるな…」
何がどこから流れているのだろうとふとテレビに目をやる。
「そっか、シャオちゃんアイドルだもんね」
そこにはきらきらした星のようなステージの上で歌って踊るシャオロンがいた。いや、ミーティア、とでも言おうか。彼の芸名だ。
手を伸ばしてみる。届かない。
「シャオちゃんにこの思い届けたいなぁ…」
そう言った僕は寝っ転がっていたソファーに涙をこぼしてしまう。拭こうとはしなかった。
そんな気力さえも失っていたからだ。
「シャオちゃんはどんどん暗い道も進んでいけるのに、僕は…」
|シャオちゃん《METEOR》がいないと、無理なんやなぁ
何も見えない道を僕はずっと歩いてシャオちゃんを探し続けてる。
「透き通る風が、僕を運んでくれたらいいのになぁ。」
そう言って目を閉じる。
『魔法をかけてよMETEOR!』
いつか聞いたことのある言葉を頭の中に大切に仕舞っておこう。無くしたら嫌だからね
「…METEOR。」
僕の願い、今も覚えていてくれているかな。
METEOR→流星という意味→流星=流れ星→願いを叶える
という感じで自分はMETEORを解釈しました。
次は(2)です!まっててください〜!