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お祭り 2
宮舘「 ねぇ翔太ぁ 、 射的やりたい ! 」
「 良いけど … 涼太下手くそだろ 」
宮舘「 な 、 !! 」
宮舘「 へ 、 下手じゃないし ! 」
「 じゃあ勝負な 」
宮舘「 ん … っしょ 、 」
宮舘「 あー当たったのに ! 」
「 あと一回だぞー 笑 」
ふたりで狙ったのは大きいぬいぐるみ 。
宮舘「 … っやった ! 」
結局涼太はその何個か隣の小さめな鳥のぬいぐるみを取った 。
「 狙ったのじゃないじゃん 笑 」
宮舘「 ふん 、 あれ狙ったし 」
「 嘘つけ 笑 」
「 じゃ 、 見てろよ 」
宮舘「 ぅわ … 」
俺は天才的なので (
大きいぬいぐるみを無事ゲット 。
宮舘「 … おとなげないよ 」
「 涼太だって同い年なんだから 笑 」
宮舘「 そういうことじゃない ! 」
宮舘「 … しょうたばっかかっこいい 、 ずるい … 」
そうやって少し俯いて呟く涼太 。
流石にかわいすぎんだろこいつ 。
「 涼太はその分かわいいんだからいいだろ 」
宮舘「 よくないし 、 かわいくないから ! 」
「 はいはい 、 じゃあ花火見れるとこ行こ 」
宮舘「 待って 、 かき氷食べたい 」
「 じゃあ買ってこ 」
宮舘「 ぃた 、 すみません 、 ! 」
繋いでいた手がするっと解かれる感覚で横を見ると 、 涼太が誰かとぶつかったのか謝っている 。
涼太の浴衣は少し汚れている 。
多分ぶつかった相手の飲み物だろう 。
モブ「 うぜぇんだよ 、 ちゃんと前みろや 」
宮舘「 すみません 」
涼太にだる絡みしやがって 。
「 … あのさぁ 」
「 ぶつかってきたのお前だろ 」
「 こっちちゃんと歩いてんだわ 、 お前と違って 」
「 服汚れたし 」
「 俺見てたけど 、 フラフラしてんのそっちじゃない ? 」
俺がそういえば 、 そいつは舌打ちして走って行った 。
宮舘「 しょ 、 翔太 、 」
「 ん 、 ごめんちゃんと見てなくて 」
「 何された ? 」
宮舘「 ぁ 、 足踏まれた 、 」
宮舘「 あと 、 服汚れちゃった 、 」
「 ん 、 足痛い ? 」
宮舘「 … ちょっと 、 」
「 それなりに痛いんだな 」
宮舘「 ご 、 ごめん 、 」
「 涼太が謝る必要ある ? 」
宮舘「 ぇ 、 ご 、 ごめ 、 んむッ 」
謝らなくていいのに謝るからキスで唇を塞いでやると 、 驚いたように後ずさる涼太 。
「 歩けそうならさっさと行っちゃお 、 座りたいでしょ 」
宮舘「 ん 、 … わかった 、 / 」