公開中
教室の隅 ②
〜今回出る人〜
・天風 夕無
・佐倉 類
・中村 舞
・中村 想太(警察)
・先生(担任)
「今、◯✕警察の中にいる。うん、大丈夫だよ。」
丸聞こえだろう。もうちょっと声量を下げたほうがいいんじゃないのか。
僕は、クラスメートの電話の内容を盗み聞きしていた。
「ははは…。本当に大丈夫だって。来なくても大丈夫だって。」
恐らく、親なのかな。とても、心配性だな。
「類。」
誰か今僕のこと呼んだのか。振り返ってみると、ドアップの夕無がいた。
「うわっ。何だよ。」
「こっちのセリフだ。なんでここにいるんだよ。もうすぐ、お前の番だぞ。」
「え。」
僕は、腕時計を見た。
PM 15:32
「本当だ。じゃあ、事情聴取に行ってくる。」
「おう。じゃあ、また後でな。」
「うん。」
---
--- 事情聴取終了後 ---
「夕無、終わったよ。」
「じゃあ、帰るか。」
「これ、勝手に帰っていいの。」
「いいんじゃない。別に。」
「まあ、夕無のこと、信じるか。」
---
「類。気になったこと言っていい?」
「いいけど、どうした。」
「類は、事件当日の朝の担任見たか?」
「うん、見た。そういうことかw」
「やっぱ、類も見てたか。担任、15分間教室にいなかっただろう。その15分間に誰かを殺せるとかできると思う。担任のアリバイがなければ、犯人。っていう可能性が高いってことだ。」
「確かに、トイレに15分もかからないよね。」
「まあ、|アレ《・・》ではない限りな。」
「普通にやめて。(笑)」
「冗談だ。冗談。」
夕無は、後ろを向いて笑いをこらえていた。
短めですみません…。
それでは、また次回で!!
おつとら〜♬