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あまねくすべてに(文スト夢?)本編4
前の時―敦君と龍君の戦闘シーンを思いっきり伐採したのは作者が戦闘シーン書きたくない―って駄々こねたせいです。
今日は頑張ります…許してください・・・ごめんなさい・・
遠くで爆発音が鳴った。
ポートマフィアの、確か首領の直属遊撃部隊『黒蜥蜴』。
このごろマフィアが派手に暴れている。
『あれ』と何か関係があるのだろうか…
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who side?
「こんな所に居ったか、小僧。お前の所為で大わらわだ」
手を貸せ、と続ける国木田君だったが敦の両手は大荷物で塞がっていた。
それに少し、悲しそうな表情をしていた。
「……心配いりません。これでもう探偵社は安全です」
「はぁ?」
そういうと、敦は駆けて行った。
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この処社に顔を出さなかったせいか大量の書類を国木田さんに渡される。
書類整理をして数分…。
十人余りの足音が聞こえてきた。
「やばい」
バンッ、と大きな音を立てて扉が飛ばされた。
彼の斥力だな、と思うのと同時に社内へ流れ込む黒服の男達。
それに、数人の十人長であろう影。
____『黒蜥蜴』か。
「失礼。探偵社なのに事前予約アポイントメントを忘れていたな。それから叩敲も」
一つ一つの動きがとても早い。
「大目に見てくれ。用事はすぐ済む」
生憎書類で手がいっぱいになっている。このまま狙撃を受ければ死ぬな。
仕方ない。あまり異能は使いたくないのだけど…
『_____』
銃声が鳴り止んだころ、私は目を開いた。
「銃弾が…止まっている?!」
暫く心配はいらないだろうと踏んで部隊の面々をよく見る。
何人か知り合いがいるみたいだね。
そんなことどうでもいいや。この書類何処にしまうんだっけ。
「辞めろ!」と叫びながら敦君が戻ってくる頃には全てが片付いていた。いろんな意味で。
「おぉ、帰ったか」
どうでもないような顔をしている国木田さんに対し敦君は変な顔をしている。
グチグチと小言の始まった国木田君。
聞きたくない。
「国木田さーん、こいつらどうします?」
「窓から棄てとけ」
わーお。敦君の心の声が手に取るように聞こえる。
(マフィアより…|探偵社《此方》のほうがぶっちぎりで物騒じゃん…!)
ってとこかな。
「国木田ー。僕そろそろ〝名探偵〟の仕事に行かないと」
「名探偵? あぁ、例の殺人事件の応援ですか」
そう!と乱歩は机の上に飛び乗った。
「警察がね、世界最高の能力を持つこの名探偵、乱歩さんの助言が欲しいって泣きついてきてさ」
「こいつに手伝わせます」
とりあえず降りてください、と国木田さんが敦君を指差す。
ぽかんとしている敦君に国木田さんが声をかけた。
「おい、呆けていないで準備しろ。仕事は山積みだ」
「太宰も連れてったら? どうせその辺の川を流れてるだろうし」
「そうだな」
にしても太宰は何処を流れてるんだよ彼奴。
あ!さてはマフィアが来るってわかってて逃げやがったな、糞あとで殺す。
「あ? 何だお前泣いてるのか?」
「泣いてません」
「泣いてないのか」
「泣いてません」
「泣いてるのか?」
「泣いてます!」
窓から外をのぞくと青い空に七色の虹___ではなく怪我をしたマフィアの黒服たちがすごすごと退散していた。
___この高さだし何人かは怪我してるんだろうな、と思いながら私は乱歩さんの事件についていくことにした。
太宰を拾って帰らないといけないしね。
prrrrr・・・
私だ。
あぁ…アマネ君か。
ん?今は普?・・・そうか。
昔次回予告をさせられたから今回は私が…そうか。それよりアマネk・・・普君。太宰君にも云ったが電話番号はかえたほうが…切れたか。
相変わらず小言が嫌いなようだな。
次回、『Murder on Ⅾ Street』。
昔アマネ君に読まされた『Ⅾ坂の殺人』という本は犯人は誰だったか…