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🍷 1st_
うん。
なんかいいね(?)
羽「…ん、…」
私は天乃 羽瑠。20歳の新入社員。
目覚ましの音で目を覚まし、スーツに着替える。
最近は仕事にも慣れ、楽しくなってきたところ。
働いているのは有名な一流会社。
まさか、リストラされるなんて思わず、私は上機嫌に準備をしていた。
羽「おはようございますっ!」
いつも通り元気に挨拶する。
すると、課長が話しかけてきた。
課「あ、天乃さん…今日 朝会 出てね」
羽「あ、分かりましたっ!なんか あった んですか?」
課「まぁ、朝会 で わかるよ…」
課長は元気がなく、げっそりしていた。
朝会
社「…だいじなおしらせだ」
社「__さん、……………………………(他の人の名前を呼んで)、天乃さんたち…」
社「申し訳ないが、今日で 君たちは クビだ」
羽「…えっ…!?ど、どうしてですか、!?」
社「…事情があって、 社員を減らさないと 潰れてしまうんだ」
社「すまない」
社長はそう言い、深く頭を下げた。
私は絶望で言葉が出なかった。
その夜、私はふらふらと街を歩いていた。
羽「…もうだめだぁ、…ぱーっとお酒でも飲んじゃおうかなぁ、」
?「…ピクッ…」
?「ねぇねぇお姉さん?」
羽「…はぁ」
?「トントンッ、貴方だよ?」
羽「え、私?」
?「そうそうっ!」
その人は、身長が少し低めで、私が気付くとニコッと顔を綻ばせる。
小さいがイケメンで、末っ子感がすこい。
その子は、黒っぽいピシッとした服を着ているので、大人だろう。
?「俺ちぐさって言うんだ!お姉さんは?」
羽「私は、…天乃、羽瑠…です」
個人情報を軽く言ってしまって良いのか、と悩んだ。
でも、絶望で頭が回っていなかったのか、ぼうっとしたまま名前を言ってしまった。
ち「へぇ、かわいい名前!」
ち「ところで、お姉さんお酒呑みたいの?」
羽「はい…」
ち「…クスッ…じゃあ、俺らの店来ない?いろんなのあるよ?」
ちぐささんは妖艶に笑うと、お店に誘ってくる。
行ってもいいかな、と思ったし、このイケメンなら何されてもいいやと、回らない頭で考え、頷いた。
羽「…行きます」
ち「ふふ、じゃあ待ってね、」
ち「…もしもし?車寄越してよ、そうそう!えへ、偉いでしょ?」
ち「え、もうすぐつく?早く無い?wまぁいいや、じゃあね」
ちぐささんは何やら話すと、電話を切った。
すると、また妖艶に微笑む。
ち「かわいいお客様、♡ボソッ」
羽「…なんか言いました、?」
ち「あ、ううんっ!あとタメでいいんだよ?お客様なんだから」
羽「あ、ぇ…う、うん…」
ち「うーん…羽瑠ちゃんって呼んでもいい?」
羽「あ、いいよ…あ、ぇと、…ち、ちぐさくん…って呼んでもいい?」
ち「いいよー!あ、車きた、いこ!」
ちぐさくんはそういうと、来た車のドアを開け、言った。
ち「お乗り下さい、お姫様♡」
羽「え、…えぇ、…?//」
ち「良いから乗ってーっ!」
私は車に乗り込んだ。
高級車で、座るところがふかふかだ。
私は、疲れていたのか眠りに落ちた。
ち「…俺気に入っちゃった、♡」