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優等生になりたい! 第一話 花音、恋をする
前書きまで書くのはめんどくさいかも(めんどくさがりやめー)
一応ちょっと書いたからね
**第一話 花音、恋をする**
ガチャーン!
耳元で、すごい音がする。頭がガンガンして、くらっと倒れそうになった。
ふぬう、こんなところで死ぬものか。
そんな私の目に映ったのは、こちらに駆け寄ってくる一人の男子と──遠くの方で笑っている女の子。でも、私の意識は男子に取られていた。
心臓がドキッと跳ねた。そのまま、私の意識は一瞬途切れた。
私は恋をした。この十一年間生きてて、恋なんてものはわからないし、結婚とかにも興味ない。そんな感じで、友達とかに好きな人とか聞かれても何も思わなかった。
だけど、見た瞬間に、この人だ! って私の中のバスケで鍛えられたセンサーのようなものが、ビビビビッ! っと反応したのだ。
「この気持ちは、好き、っていうのかな……?」
私には、心の奥にある何かの名前を知らない。
だけど。
心の奥で、キラキラと輝き続けている、暖かいようなくすぐったいようなモノだけは、変わらないんだと思うんだ。
「私、あの人の隣に立てるように頑張りたい!」
変なヤツかもしれないけど、今はこのまま頑張ってみたいの。
これが、私のアオハル(?)の始まり。
私の好きな(疑惑)のあの人──|黒条海斗《こくじょうかいと》に、私──|清水花音《しみずかのん》は特別な気持ちを抱いた。
黒条海斗は学年一番モテる男子であり、優等生だ。バスケクラブの同僚でもある。
多分、私があの人の隣に立てるようになるには、優等生にならなきゃいけない。なれるかもわからないけど……。
だから、優等生目指して頑張る!
頑張るゥゥゥ!
エイ、エイ、オー!
「おーい、清水さん?」
ハッ、しまった、好きな人モドキ(おいおいおい……)の前で、余計なことを考えまくってしまった……。
優等生への道、一歩後戻り……(ズーン)。
「あっ、なんかすいません! っていうか、ぶつかってクラクラしてたところ、助けてくれてありがとうございます!」
実は、私はバスケットコートにぶつかって、頭がクラクラして、普段からお花畑(キツくいうとおバカ)な頭が、余計にダメな感じになるところだったよ……トホホ。
「いいよ。あと、同じバスケクラブで、小学生の同級生なんだから、タメ口でいいよ」
ドキーン。
あ、いけない。ニコッと笑った顔にドキッとしちゃった……。
最初っからメロメロな自分に、私は赤面する。
「はい、よろしくお願いしま……あ、するね! 黒条さん!」
「うん……と、いうより、頭大丈夫?」
頭大丈夫。ちょっと失礼だと思う。黒条さんはそんな意味で言ったわけじゃないと思うけど。
まるで、アホすぎて私の頭がおかしくなったかのようではないか(まあ事実だけど)。
んま、別に許しちゃうけどね! 恋の力って偉大! って、なんで威張ってるんだ私は……。
「あっ、ごめん。頭大丈夫って変なこと言っちゃったね。頭は、しんどかったりしない? って言いたかったんだけど……」
急に黙りこくった私を見て、なんかマズイことを言ってしまったのではないか、と思ったようだ。
「いや、別に悪口ってことはわかってなかったから大丈夫です……だよ」
うう、やっぱり慣れないな……人気者の男子とタメ口で話すっていうのは、ちょっと珍しい……まあ、あの幼馴染バカ男子とは別だけど。
「一人で救護室まで行ける?」
「う、うん」
多分、行けると思う。多分だけど(自信なし)。
「救護室は、この体育館から東棟に行って、東棟西階段の近くにあるよ」
東棟なら、五年の教室だからわかりやすい。
賢いなあ、黒条さんは。
ちょーっとだけ恨めしく(?)なりながら、私はスタスタと救護室に向かった。
優等生の道は厳しそうだな……。
でも、黒条さんと同じくらい、賢くなっちゃうんだから☆
よし! 清水花音、勉強しちゃいます!
《第一話・終》
おっ、初めましての人もいるかな? 舞香です! 名前覚えちゃってね!
優等生になりたい! 楽しんでもらえましたか?
ちょくちょく上げて行く予定だから、ちぇっくしてみてね!
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んじゃ、さよーなら☆