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東方弾幕録 2話「作戦立て」
霊夢「全員いるかしら?」
魔理沙「ああ!」
霊夢「それじゃあ今から誰がどの試合で出るか作戦を立てましょう」
刻哀「霊夢は最後の大将戦だろう?」
霊夢「ええ。だから後の6試合を決めたくて…」
咲夜「1試合目は…どうしましょう」
鈴仙「それでは私が出ます。」
霊夢「お願いね」
フラン「じゃあ私2回戦目!」
咲夜「それでしたら私は3回戦目に出ます」
鶴姫「じゃあ僕4回戦目に出るよっ!」
魔理沙「刻哀、先に良いか?」
刻哀「ああ、魔理沙が5回戦目で刻哀は6回戦目だ」
霊夢「案外あっさり決まったわね」
鶴姫「ねえねえ霊夢、そういえばこの弾幕戦のルールってなんなの?」
霊夢「それは確かこっちの紙に…」
『ルール』
1、対戦者は5枚の結界を貼って戦う
2、結界は攻撃によって壊れる
3、結界を1枚割ると1点獲得できる
4、大将戦の場合は点数が2倍になる
5、スペルは4回まで使用可能
6、決められたフィールド内だけで戦う
鈴仙「色々制限されてるんですね…」
フラン「この結界って、普通に攻撃しただけで壊れるの?」
咲夜「おそらく紫が作った結界です。そう簡単には割れないと思います。」
魔理沙「4回しかスペルが使えないってことは、スペルが全部当たって確実に1枚ずつ割ったとしても、1回は通常攻撃で割らないといけないってことか」
霊夢「ええ、もしかしたら一気に2枚割れたりするのかもしれないけど…」
鶴姫「…向こうはどんな風に戦うんだろう」
霊夢「グレアのことよ、何か作戦を立ててくるに違いないわ」
咲夜「とにかく、当日まで各々鍛錬に励むとしましょう」
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霊夢「…かなりの人ね」
魔理沙「ああ、めちゃくちゃ賑わってるな」
さとり「あれ、霊夢さんに魔理沙さん」
魔理沙「さとりじゃないか!お前も出るのか?」
さとり「いいえ、こいしが出るんです」
霊夢「こいしが…」
フラン「あ、お姉様!」
レミリア「見に来たわ、流石に人が多いわね。疲れるわ…」
パチェリー「私も気になって来てみたわ」
咲夜「パチュリー様…!?館の方は…」
パチュリー「こあに美鈴、チルノ達がいるから大丈夫よ」
咲夜「そうでございますか」
藍羽「よっ!おつる!こっくー!」
鶴姫「藍羽!カナタも!」
カナタ「絶対負けへんからな!!」
刻哀「望むところ」
鈴仙「緊張しますね、、」
霊夢「そうね、、」
グレア「博麗」
霊夢「…グレア、」
霊夢「それで、それぞれの対戦相手は?」
鈴仙「私は一体誰と…」
早苗「私です」
鈴仙「早苗…さん、?」
グレア「1回戦、鈴仙対早苗。」
グレア「2回戦、フラン対藍羽」
グレア「3回戦、咲夜対こいし」
グレア「4回戦、鶴姫対妖夢」
グレア「5回戦、魔理沙対アリス」
グレア「6回戦、刻哀対カナタ」
グレア「大将戦は俺たちだ」
霊夢「あんたまさか、藍羽の能力で私たちのこと監視してたんじゃないでしょうね」
グレア「どうしてだ?」
霊夢「色々とおかしいでしょう。フランの火力が活かせない相手だったり、咲夜の時止めを駆使できない相手だったり、魔理沙のスペルの特徴を完全理解してる相手だったり、刀同士の戦いだったり」
藍羽「ま、私の能力は“気配を消す程度の能力”なんでね」
鶴姫「妖夢と、、」
フラン「藍羽と、?」
咲夜「こいしさんですか…」
鈴仙「私、早苗さんの技なんて見たこと…」
魔理沙「霊夢…」
霊夢「こんな手使われたところで痛くも痒くもないわ」
刻哀「負けられなくなったな、」
霊夢「ええ、」
霊夢「絶対に勝つ」
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鈴仙「…」
霊夢「鈴仙」
鈴仙「どうしましょう霊夢さん、、私早苗さんと戦ったこともないですし、技もいまいち分かってません…」
鈴仙「これじゃすぐ負けて…」
霊夢「特訓したんでしょう?」
鈴仙「!!」
霊夢「少しだけ見たわよ、永琳と輝夜から指導されてるの」
霊夢「負けてもその成果を十分発揮できれば、勝ったも当然よ」
霊夢「ね?」
鈴仙「ありがとうございます、霊夢さん」
鈴仙「行って来ますっ!!」
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紫「あーあー、こちらの声は聞こえてるかしら?」
紫「今から、弾幕戦を開催するわ」
紫「司会は私、紫と」
藍「藍が務めさせていただきます」
紫「ルールは知ってると思うから省略するわね」
紫「それでは早速第1回戦を始めるわ」
紫「博麗陣営、鈴仙選手。月虹陣営、早苗選手。」
藍「両者とも前へ」
早苗「鈴仙さんと戦うのは初めてですね」
鈴仙「手加減、しませんから」
藍「用意…」
藍「はじめ」
おつなこ!!