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    第十七話 優しい嘘と残酷な真実
    
    
        キャー!久しぶりに書いたからキャラクター終わってんかも
キャー!雑すぎだろw
    
    
    先生「今日からリレー選手の練習を始めます。走る順番は一年生女子→一年生男子→二年生女子→二年生男子→三年生女子→三年生男子→四年生女子→四年生男子→五年生女子→五年生男子→六年生女子→六年生男子の順番です。なお、リレー選手はそれぞれ百メートル走ってもらいます。」
うん!
えっ!?
ってことは司に私がバトンを渡す……ってこと?
私、桜の顔が真っ赤に染まる。
恐る恐る隣の司を見ると、なんと目が合っちゃった!
恥ずかしい……恥ずか死……。
キャー!司が耳打ちしてきた!
司「なに恥ずかしがってんだ?俺たち一様恋人だろ?」
あっ、はい。
そうでした。
九月から付き合ってんでした。
よし!練習!
---
(いきなりぶっ飛んで運動会当日)
桜「ねぇ……司?」
司「ん?」
桜「私たちの学校ってなんで最初がリレーなの?」
司「知らん!」
まぁ、知ってたらすごいか。
先生2「位置について!よーい!」
--- パン! ---
よし!一年生早い!
って、うっそぉ!?まさかのバトンミス!?
やばいやばい!これは早く走らなければ……。
私はバトンを受け取ると全速力で走り始めた。
もう少しで司に届く。
「あれ¿」
視界が暗転する。
そこで私の意識は途切れた。
---
次に目が覚めたらそこは保健室だった。
そうか……私、気絶して……。
うっ……気持ち悪い……。
これって入院してた時と一緒……。
なんとなく、分かる。
もう、私には後一カ月も残されていない……。
桜「死期が……わかるってやだな……。」
桜は一人でに呟きちょっぴり笑う。
こんな状況で笑える自分が気味が悪くて仕方なかった。
やがてバタバタと走る音がして、司が入ってきた。
司「桜!大丈夫か!?」
桜「………………うん。大丈夫。ちょっと貧血になっちゃったみたい………急に倒れてびっくりしたよね?ごめんね…………………。」
嘘。
でも、司……。
嘘と真実どっちがいい……?
---
《澪視点》
桜は、また入院することになった。
--- 余命が迫ってる ---
知ってた……けど。
必死で涙をこらえる。
保健室に向かう途中、安堵した表情の司がいた。
司は私に気づくと、明るい表情で
司「桜、少し貧血なみたいだ。大事をとって早退するって言ってた。とにかく、病気じゃなくて良かったよ……。」
と言ってきた。
それが無性に腹立たしくて、気がつけば司の頬を叩いていた。
今までこらえていた涙が溢れ、頬をつたい、床に落ちる。
澪「バカ!桜は、後ちょっとしか生きられないのよ!」
ほとんど悲鳴に等しい声で私は言う。
その後はどうしようもない涙を必死で拭い、逃げるようにして走った。
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《司視点》
--- パチン ---
澪に頬を叩かれる。
鋭く鈍い痛みがはしる。
澪「バカ!桜は、後ちょっとしか生きられないのよ!」
桜は……後ちょっとしか……生きられ……ない?
そんな……。
冗談だろ?
だとしたら、倒れたのは……………。
嘘だよな?
嘘だって言ってくれよ……桜……………。
知ってる。
澪はこんな嘘つかない。
知ってるのに……。
俺はうずくまる。
司「嘘でも…………いいから………嘘だっていってくれよ……桜………………。」
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《亮視点》
保健室に着いた俺は扉を開ける。
ベッドには悲しそうに笑う桜。
桜が…………こんな顔する時は決まってる。
桜「亮………。私、後一カ月も生きられないかも………。ごめんね…………。」
亮「謝らなくて、いいのに。」
桜「私が死んでもちゃんと勉強するんだよ?」
亮「死ぬなんて縁起でもないこと言うんじゃねぇよ!!」
俺は声を荒げる。
桜はちょっとびっくりしたような顔をすると、穏やかに笑う。
桜「ごめんね。」
違う……。
謝ってほしいんじゃない……。
俺は……桜に……
桜の母「桜!」
桜「お母さん。」
桜は母になにかを告げる。
母はショックを受けたように固まると、涙を流し始めた。
桜は母を連れて帰る。
桜は保健室の扉で小さく手を振る。
桜「バイバイ。亮。」
何度も見てきたその動作。
でも、今日は違って見えた。
この世に、別れを告げるような……。
ごめんな……桜………。
手、振り替えせなくて……。
明るい顔を見せれなくて………。
ごめん……桜………。
ごめん……。
    
        宣誓!
後、二話くらいで終わらせます!