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望まない全て
昔から、可愛い、綺麗、別嬪さん、そう言われた。
嬉しい、楽しい、幼い頃はそればかりで楽しくしてた。でも、段々周りの友達がわたしがそう言われる度に泣き出していった。
「わたしは、可愛くなんてない」
そう言って。
でもずっと思ってる。口には出した事はないけど、きっと皆んなはわたしの顔を褒めてるんだと思う。でも、どうしてわたしだけを褒めるのかは分からない。
変わらないじゃない。皆んな、同じよ。わたしは別に可愛いくない。
わたしを勝手にひとりにしないで
だから小さい頃から1人になると暗い部屋の中、痛くなるまで唇を噛んで、血が出るまでやめなかった。顎を手で押し潰してしまうくらいに歪めた。
瞼を拳でぐりぐりと力一杯擦り続けたの。
そうしても長いまつ毛と二重幅は消えなかった。
顎も唇も小さいままで中途半端に歯並びが不揃いになっただけ。
毎日頑張ったわ。痛くて逃げ出したくなっても続けたの。でも、誰もそれを褒めてくれなかった。
今度は少し歪んでいるってみんなに言われたわ。
欲しい言葉も何か思い出せなくなったわ。