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セーフシティ 1
ピピピピピピ
「んー...」
朝、六時半丁度に目覚ましはなる。
今日も一日が始まります。
僕は、セーフシティと言う団体に属する学生だ、
あっ、名前まだだっけ
僕は「|姫奈 雷火《ひめな らいか》」
両親が、「立派な情熱をもち、電気のように灯す人に」
という願いで込められた名前だ
姫奈との相性が悪い名前だと個人的に思う
そんな自分
実は能力を持つ
能力名は「音撃 |音神《ねしん》」音を操るのだ。
だが音楽を奏でれるわけではない。
音楽を奏でるためには
「|一定の周波数の重複やループ《メロディ》」「|音波を消す、出す《テンポ》」
「|一定の周波数下での音《音階》」「|音波の常時放出《集中》」
がいる...。
「あっ、やば」
気づけば七時
男子制服に着替えを済ませ
家を出る。
「今日も一日が始まります♪今日も一日が始まります♪」
歌いながら学校へ急ぐ
今日が平和な一日になることは
--- ない ---
「とーちゃーく♪」
「おっ雷火、おはよ」
「おっはよー!」
「朝から元気だな...俺は眠くて眠くて...」
この人は「マナキ」友達である。
まぁ、いつも眠そうにしていることを除けば、いい友人だ。
「そういえば、学園生徒がひったくりがあったらしいぞ...って、どんな顔してるんだ...」
「朝から仕事の話はやめて...でも電話来なかったよ?」
「そりゃ、お前寝てたら電話出れないだろ」
「夜中?!」
「だよな、夜中は生徒の外出は基本禁止だし」
この街では生徒のみの、夜中の外出は禁止になっている。
「生徒にも非がありそうだね...っと」
バイクが近づいてくるので、よけた。
その時!
ガッ
バックがとられたのだ
「朝から...幸先悪い...んだよ!」
キィィィィィィィィン!
「な...何だ?!耳鳴りが!?」
その音がひったくり犯に聞こえたら
もう、遅いのだ。
カァァァン!
キイイイイイイ!!ガシャァン!
|リアホイール《後輪》とエンジンを貫通し止まっている
片刃の少し小さめのナイフが刺さっていた。
「なっ...なんだコレェェェ!テレポート系の能力かぁ!?」
「ざんねん、ナイフを音の衝撃波でマッハ4相当で発射しただけだよ?」
「そ...そんなのしたら耳壊れるだろぉ!」
「耳にそこまで影響のない音波だよ。耳鳴りはするがね」
なにはともあれ確保は確保だ。
「手、だして」
ボソッ...
「ん?何?」
「触るなぁ!」
と言いながら僕の胸あたりを押した。
おそらく心臓を止めようとしたのだろう。
効くわけないが。
「あれ...?嘘だろ?」
「こんの...
変態がああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」
ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!
パアアン!!
「男子制服着てるし、胸もないけど!一応女子なんだぞお!」
「マシュマ...」
パアン!(ビンタ)
--- 数分後 ---
「...で、殴っちゃったと。」
この人は、セカイさん。警察の方だ。
「胸触られて、バッグパクられて!正当防衛でしょ!!
...いやまぁやりすぎた感あるけど...」
「はいはい正当防衛にしておくわ。そういえばさっきから逮捕した人、
マシュマロ...としか言わないのよね...なんかしたの?」
僕の胸のことだよね...多分。
「大丈夫か?」
「そんな柔らかいのか...?」
「ん?」
「あぁ、いえこっちの話です。」
もう教室いこ...
--- 数時間後 ---
「やっと終わったー...と!なんか買って帰ろうかな!」
ピーピーピー!
あぁ...マジすか...
「はい...」
「三番地区で銃撃発生!現在も確認!至急、掃討されたし!」
「了解...敵の武装は?」
「小銃三丁のみ確認!」
「三人ね了解」
ピッ
一分...いや三十秒でケリを付ける!
--- 三番地区裏山 ---
「おらぁ!こっちくんじゃねえぞぉ!」
パパパパパパパン!
「ここか...」
「雷火さん!」
「状況は?」
「小銃を持った三人が人質を抱え山へ入りました。」
「了解。《《音撃》》の許可は?」
「あります!」
「その前に人質の状況は?」
「一人!子供です!」
「三番かな...?」
「えっ...?聞かれてもわかりません!」
「あっごめんね
上に行くから、注意惹きつけて、それだけ」
「了解!」
音撃...!久しぶりに撃てる!
イライラしてるときにこれは良すぎる!
タァンッ!
「音撃、三番、ライカ・シンドローム」
キイイイイイイン
「耳鳴りがするぞ?!」
「撃ちすぎてるだけだろ!w」
「ハッハッハ!w」
その音は、弾幕を響かす、斬撃となる!
ズドドドドドド!!!!
「ぐわああああ!」
「なんだああああ!?」
「ぎゃああああああああ!」
スタッ
「手加減しすぎたかな...?大丈夫?」
「うん...」
子供を送ろうとしたが、子ども自身に降りてもらい、身柄の確保をしようとしたが
まぁ、弱かったから起き上がる。
「このやろう...」
「わるいねぇー...人質帰しちゃって」
「死ねぇぇ!」
「音撃、幕」
ドン!
と音がなると殴ろうとしたやつはふっ飛ばされた...
「この野郎!」「まて!隙きを見つけるぞ!」
頭が回るやつもいるのか...
スッ
「おわ!?」
ドゴオ
なっ...瞬間移動?!
「なんだぁ...結局こういうのには対応できねえのかよ,,,
音撃とかいってなぁ!手錠だぁ?お前につけてやるよ!」
ガシャン
手錠をつけられ、絶体絶命
だが雷火は
やばっ...兄ちゃん以外で手錠つけられたの初めて...やばい...これっ...いい!
雷火実はMである。
それも監禁系
でも今は、仕事!
バッキャアアン!
「嘘だろ!?」
「そそるけど、犯罪者には興奮しないんだよねっ!」
ドオオオン!
--- 帰り道 ---
「はぁ...いいもの体験しちゃった...兄ちゃん聞いたら怒るだろうなぁ」
まぁ...怒ったところでご褒美なんだけどねw
「さてと!かえるか!」