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あやまち
注意:少しだけいじめの描写があります
「振り向いたね?」
急に言われた。
振り向いて無いのに。
そう言えば、なんで真夜中に学校なんかに……?
「振り向いたよね?ネ?ネ?ネ?ネ?ネ?ネ?」
得体の知れない"何か"が僕に近づいてくる。
段々、"何か"の正体が分かった。
こいつはー
「あれ?」
そこで僕は目が覚めた。
学校で、だ。
昨日、何かあった気がする………。
何があったんだっけ?
僕は首を傾げる。
なんとなく、教室に行くことにした。
教室には誰もいない。
見つけた僕の机にはたくさんの悪口が書いてあった。
そうだ。
昨日は、神社に行ったんだ。
何でだっけ?
行けば分かるか。
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神社に着くと、何となく神社の裏には、おびただしい数の藁人形が釘によって張り付けにされていた。
その中の一つに、僕を虐めてた人の名前が書いてあった。
違う。
一つじゃない。
これ、全部、僕が作った藁人形だ……。
急に思い出した。
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「振り向いたね?」
急に言われた。
振り向いて無いのに。
そう言えば、なんで真夜中に学校なんかに……?
「振り向いたよね?ネ?ネ?ネ?ネ?ネ?ネ?」
得体の知れない"何か"が僕に近づいてくる。
段々、"何か"の正体が分かった。
こいつはー
僕が作った呪い。
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僕は学校で目を覚ました。
神社に行く。
神社の裏にはたくさんの藁人形。
そして、すべてを思い出す。
藁人形に釘をつけた後、一日、振り返ってはならない。
僕は、それを破った。
呪いは全て、作った僕に跳ね返ってくる。
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「振り向いたね?」
急に言われた。
振り向いて無いのに。
そう言えば、なんで真夜中に学校なんかに……?
「振り向いたよね?ネ?ネ?ネ?ネ?ネ?ネ?」
得体の知れない"何か"が僕に近づいてくる。
段々、"何か"の正体が分かった。
こいつはー僕が作った呪い。
呪いは永遠に僕を殺す。
何度も何度も
何十年も、何百年も、何千年も、何万年も
ずっとずっと僕は死ぬ
それが、僕の願った呪いだから。
謎な話……。