公開中
【自主企画】 お花見
俺史上初、歌い手二次創作です。
イメージはアニメの台本です。
自主企画投げるぜー!
テイヤッ(ノ゚∀゚)ノ ⌒ オレノハナシ
なろ屋「というわけで!今日は外でお花見っ!」
三月、満開の桜の下。
おー!と騒ぐ僕たちを、晴れ渡った青い空が見下ろしていた。少し呆れているようにも思えるのはご愛嬌だ。
せっかくのぽかぽか陽気なので、各自で食べ物を持ち寄り、近所の桜の下でお花見でもしようと思ったんだけど…
かもめ「そらねこ、お前はナニを持ってきたんだ…?」
のっき「スイートポテトじゃないですか?黒いですけど」
KAITO「いや、卵焼きだろ?黒いけど」
そらねこ「三色団子だよ!ほら、まん丸で美味しそうでしょ?」
サムライ翔「どちらかというと一色団子やn」
そらねこ「あ、翔さん食べたいの?」
サムライ翔「エーナンデー?」
見ての通り、わいわいやっている。
のっき「なーろきゅんっ!そんな遠い目してどうしたんですか?」
なろ屋「タノシソウダナーって思ってただけだよ」
のっき「じゃあなろきゅんも混ざりましょ!はい、あーん」
なろ屋「パクリ…ん、美味しい!」
のっき「よかったです!」
のきがにこにこしながら口元に寄せた二口目の卵焼きをまた頬張る。美味しい。やっぱりのきは料理がうまいな…
のっき「ふふふ、美味しそうでなによりです!」
そらねこ「なろさんなろさん、僕のも食べてみましょ?」
なろ屋「そらちゃん怖いよ?」
かもめ「兄弟、腕に味噌汁こぼしてんぞー」
KAITO「サムライが暴れたのが悪いー」
サムライ翔「ゲホッ…は、俺か!?」
三色団子(?)の苦味にのたうち回っていた翔ちゃんもどうにか立ち直ったようで、かいにゃんとギャーギャー言い合っている。
KAITO「なんだとアホサムライ!」
サムライ翔「なんや厨二病!」
KAITO「ふふふこの俺の右腕にかかればお前なぞ…はぁっ!」
サムライ翔「そんなんなんも起こるわけ…」
ポカスカ喧嘩が始まるかと思った、その時。
ポタッ
ポタッ
めろぱか「………え?」
ザァァァァァァァァァァァ
KAITO「…まずい俺の右腕が」
サムライ翔「んなこと言ってる場合か!とにかくさっさと撤収せな!」
--- ---
かもめ「まさか大雨になるとはな…」
KAITO「ふふふこれも俺の右腕の力」
サムライ翔「お前は少し黙れ?」
そらねこ「お花見中止寂しい…」
そらちゃんの猫耳がぺたんと下がる。確かに、せっかくのお花見なのに雨が降ってしまっては中止にせざるを得ない。こんなことなら、天気予報を詳しく調べておけば…
なろ屋「ごめん、僕の下調べ不足だ…」
かもめ「お前は悪くないだろ?謝るなって」
KAITO「そう、雨を降らせたのは俺の右腕だからな!気に病むことはない!」
サムライ翔「そうや、なろっちが気にすることないで!」
そらねこ「なろさんは悪くないよ!」
みんながそれぞれのやり方で慰めてくれるのが嬉しくて、思わず顔がほころぶ。だけど…
なろ屋「…あれ、のきは?」
…のきがいないことに気づいた。え、置いてきぼり?
かもめ「え、あいつ木の下に置いてきたか!?」
サムライ翔「いや荷物持ってついて来てたはず…」
そらねこ「とりあえず、見に行ってみよう!」
びしょ濡れで外にいたら風邪をひいてしまう。雨に打たれながら悲しそうな顔をしたのきが、なぜか段ボール箱に入っている情景が浮かんだ。
いてもたってもいられなくなり、雨の中に飛び出していこうとするとーーー
のっき「あれ、みなさんどうしたんですか?」
かもめ「にょきを!びっくりした…」
そらねこ「木の下に置いて来ちゃったかと思った…」
のっき「いえ、実は…」
--- ---
めろぱか「かんぱーい!」
僕たちは今、先ほどの桜の木の下で再びお花見を始めている。のきが借りて来てくれたもののおかげだ。
のっき「最近はこんなおっきな傘が売ってるんですよ〜!」
サムライ翔「もうそこまでの大きさやと、傘というよりビーチパラソルやな」
そらねこ「すごい!10人ぐらいで相合傘出来そう!」
なろ屋「傘持つ人大変じゃない!?」
そんなやりとりを経て、今僕たちの頭上には大きな傘が開いている。透明なので、桜もばっちり見えるのがいい。
なろ屋「のき」
のっき「? どうしました?」
なろ屋「ありがとう」
のっき「…どういたしまして!」
サムライ翔「なんや、ストーカー組2人で何話してんのー?」
のっき「ふふ、この先一週間のなろきゅんの予定を聞き出そうとしているところです!」
なろ屋「そんな話してなくない!?」
かもめ「誰か通報しろw」
さらさらと降る雨の中、満開に咲いた桜の下で、僕たちは思い思いの話に花を咲かせていた。
来年の春も、また6人でお花見できることを願いながら。
一人称把握のため初期からアニメ全視聴した結果。
うん、こんなんはまらないわけなくない?
まだまだにわか程度の知識ですが、本降り目指して頑張ります。