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どうか
今回の子↓
https://tanpen.net/novel/8de0865c-a49f-4851-a3d8-fa7155c1a5e0/
不能であった時間は何の役にも立たない
不要であった存在は誰の意味にもなれない
不快であった存在は星の欠片になれない
「人生すべての瞬間が糧になる」
なんて言うが所詮は只の主観だ。
今だって適当に言葉を連ねているだけなのにアナタ達は考えているのでしょう?
そうやって意味のある風な味をずっと食べ続けられるなら別にいいけど楽しいの?
たぶんそれが出来る人はイカれてる
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--- 発発発発発発発発 ---
--- 狂狂狂狂狂狂狂狂 ---
--- かかかかかかかか ---
--- 錯錯錯錯錯錯錯錯 ---
--- 乱乱乱乱乱乱乱乱 ---
--- かかかかかかかか ---
--- をををををををを ---
--- しししししししし ---
--- てててて てててて ---
--- いいいいいいいい ---
--- るるるるるるるる ---
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うるさい?
不安の押し売りも共感の強要も、もう古臭すぎる
時代遅れにも程がある
アタシの作品と他の作品のつまらなさを競わせても、対立してくる人多くてキリがないし
対して面白くもない、現代社会には要らないものばかり増えすぎているし
でもそんな事を言うと炎上するし
〇〇さん 「ゼロの時間に夢想して涙が出そうになった」
△△△さん「存在の価値を無に表現したくなった」
興味は微塵もないが空間に命乞いをした
つまらない日常がこんな事一つで変われば良いなと思って
くだらないと笑い飛ばせるような事もないだろうに
アタシなんかは効率化に依存でもして一生を歪に使っていればいいのに
くだらなさはもう測れない規模まで来た
楽しさは一時の誤魔化しに過ぎないから
無音の世界に極楽はなかった。
神は嫌になる程度には荒れている気性だった
そうそう、アタシは死ぬべき人種の話をしたい
もしアタシとアナタがいたとして果たしてどちらが死ぬべきだと思う?
誰かにとって大切な人はどちらを優先する?
アナタ達をいい思い出に賭けてすり潰したい
全員が平等に不幸になれば、平等な幸福が実現するのだろうか
アタシの名前を呼んで欲しかった
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もっと。
もっと。
もっと。
もっと。
もっと
もっと。
もっと。
もっと。
もっと。
もっと。
もっと。
もっと。
もっと。
もっと。
もっと。
もっと。
もっと。
もっと。
もっと。
もっと。
もっと。
もっと。
もっと。
もっと。
もっと。
もっと。
もっと。
もっと。
もっと。
何度だって呼んで欲しかった
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名前のない誰かとおんなじだけ理想に塗れた夢を見てる
理想に焦がれて、後悔を残さぬように精一杯生きているのも流石に疲れてきた
だからアタシはアタシの狡猾さを否定しない
アタシが楽に生きることができるなら、他の犠牲は厭わない。それこそ人の命を天秤に掛けられてギリギリ迷うぐらい
否定なんか求めていない
そうじゃない... 違う言葉を今もただ待ち続けている
いやいや嘘。嘘だから
今しがた終わるはずだった想像にまた延命処置を続けて、まだ息を注ぐ
今日もアタシは代わりの利く感動を書いている
焼き増しのドラマチックを演じていればきっと満足するのでしょう?
だからアナタへ向ける手紙はいらないかしら
語り得ぬ最果ての奥を無理矢理繋ぎ、ツギハギにしてしまう
アタシから奪わないで
アタシから無くさないで
それから
それから...
それから.......どうか
もっと嫌ってほしいの
際限なんかハナからお前のものではないって、奪ってほしいの
引き起こされる衝動なんか気にしないのでもうどうなってもいい
|アナタ《読者》の崇りなら幾らでも、全て受け止めるから
アタシをもっと叩き落として
やめる意味が溢れる前に全部押し込めるために
アタシにしか作れない。アタシだけのオリジナルの地獄にみんな...みんな落ちて
どうかもっと祈ってアタシを信仰してよ
アタシの作品が正しいと這い蹲って祈って...それから狂って
偶像なんか追い縋っていていないでさ現実見ろって言ってあげるから
夢は覚めれるから夢なんだよ
ほら起きて
「ずっと...失っていろ自分の物ばっか上げて他の物は蹴落としていろ 。アンタが作り上げた虚無に一生胡座をかいていろ」
これも悪い|夢《現実》だからさ
カラカラの脳味噌を絞り続けている
鮮明に詳細に思い出すの
地獄をアタシに宿して、この綺麗な白紙に再現するの
えぇ、踊らされることをまだ自覚しているのね
安全な街の中でアナタが見据えているものは何かしら
アタシには見えないの
とっくに正常な世界を見る権限は無くなってしまったから
見捨てられる事は批判されることより苦しいものよ
「▓▓▓▓▓▓」
吐き出し捨てていく言葉さえ咎められなくて
相手にはその程度のものとしか認識されなくて
自分が書く理由すら否定しようとして
そんなアナタが笑わないで
後悔なんて厭わないで
せめて酷く醜く、それでいて懸命に歪んで
アナタには分からないのでしょうから。紙一枚に込める情熱の量なんて
勝手にたくさん込めている、な〜んて作家にとって都合の良さそうな言葉を引き抜くだけのアナタ達なんかには
どうかもっと惑ってくれないかしら
アタシのせいで現実と虚構の境界が曖昧になるのを拒まないで。それが|アナタ《読者》が受け入れなきゃいけない『責任』なのだから
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ほらもっとキャッチーを奪って
|ファン《読者》のアナタなら簡単にできるでしょう?
アタシを知っているのだから
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救援なんかもう来なくてもいい
求めていたことすら忘れていたけれど今更遅いのよ
それよりもアタシの虜になってよ
忘れるなんて出来ないくらいショッキングでハートフルな世界を見せてあげるから
脳髄にちゃんと擦り込んで|羽衣 琥珀《苧環》を忘れないで
どうかもっともっとアタシを描いて
キュートにセクシーにジュエリーにラブリーにアタシの魅力を詰め込んで
空想なんて言葉は拭って ?
これはれっきとした現実なんだから
盲信ばっかされてもう窮屈なの!
的外ればっかり誰もアタシの言いたいこと理解してくれないのよ嫌になっちゃうわ
そこら辺に油を差して言語の才に火を灯して
錆びついている言語に血を通してみて
死にかけの言の葉もアタシのお陰で再び茂ったのだから
アタシが何かを問いかけたって|アナタ《読者》からの明快な回答は無くって、いつもアタシだけが差し出しているだけ
こんな歌だって陳腐な腑抜けの詩なんだよ
明日は来るって再来の審議ばっかで未来なんか見えやしないの
まだ踊り足りないのに
まだ書けるのに
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もう話さない人をアナタは愛せるのかしら
罪悪感をアナタは晴らせるかしら
哲学をアナタは認めるかしら
煌めきをアナタは掴めるかしら
干からびた虫を アナタは潰せるかしら
ペンキをアナタは塗れるかしら
時間を アナタは止めるかしら
盗んだ傘をアナタは返すかしら
曲がった鍵をアナタは捨てるかしら
重たいゲーム機をアナタは懐かしむかしら
うわさ話をアナタは信じるかしら
背筋をアナタは凍るかしら
仲直りの握手をアナタは握るかしら
冷却をアナタは受けるかしら
一番目をアナタは望むかしら
馬鹿らしさをアナタは嫌うかしら
古い硬貨をアナタは手に取るかしら
頭痛をアナタは抑えるかしら
嫌いな季節をアナタは生きるかしら
空白
空白
つまらない料理をアタシは食べるかしら
高架下をアタシは通るかしら
雨粒をアタシはうたれるかしら
空白
墓標をアタシに立てるかしら
おいしいパンをアナタは食べるかしら
空気をアタシは吸うかしら
命をアナタは大切にするかしら
光をアタシは受け入れるかしら
アタシをアナタは望むかしら
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どうか 早くあたしを嫌って
足りないの。もっともっと嫌って呪って恨んで憎んで
際限なんか奪っていいからアタシだけを見ていて
生きるも死ぬも衝動なんかもうどうなってもいいからさ
アタシを崇る|アナタ《読者》を愛しているの
夢が覚める意味が思い出せなくなる前に、アタシの気持ちが溢れる前に逢いに来て
|アナタ《読者》のオリジナルの地獄になら幾らでも落ちてあげるから
どうか もっとアタシを描いて
アタシを描いた事を後悔なんてしないで
ファンならアタシを見てよ
『苧環』をもっと見てよ
気に食わない雑音なんて消えてしまえ
肯定も否定も要らないけれど、アタシに当たる冷たい礫は生きている感覚がするの
「好き」「最高」「尊い」
なんでも良いわ
無駄な世界で無意味に浪費してる言葉でアタシを呼んで
終わりのない温度アタシが死ぬまで焼き尽くして
アタシを心から震わせてみてよ
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どうせここまでの言葉に意味なんか無いんだけどね
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承認欲求というものは程々が良いとよく聞きます
隠していてもいつかはバレてしまう
あらあら「彼女」は取り憑かれてしまったみたいだよ
ほら聞こえるでしょう?
「アタシを見て」
「アタシを忘れないで」
「アタシを記憶して」
認めて忘れないで...って
いつか承認の波に溺れてしまうのかもしれませんね