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お仕事できるかな?
「はぁ…」
そう俺はため息をついた。
俺は`ニート`だ。
まぁ、ニートと言っても働こうとする気力はあるが…
**足が重い**。
**ドアノブが硬い**。
**`外の日差しが痛い`**。
何故か就職施設行こうとするといつもこんな調子だ。
そんな思いをしながら今日もまた家に逃げ帰ると一つ、知らない靴を見た。
部屋にこもり気味と言えど靴くらいはわかる。
「誰か来ているのか…?」
そう思いつつ、自分の部屋に戻ろうとすると
「そこの子、まちな。」
謎の白髪のおばあさんが呼び止めてきた。
お客さんだろう。
何かようなのか?
俺はおばあさんと少し話してやることにした。
「何か用か?」
少し強く言い過ぎたかも…
そう思っていると
「あんた、何か悩み事があるだろう。私に話してみろ。解決するかもしれんぞ。」
最初は「下手な商売か?」と思ったが解決するかもと言う言葉に惹かれ、少し話すことにした。
「まあな。婆さんには分からんと思うがな」
「そう言わずに話してみろ」
そう言われた俺は、悩みを打ち明けることにした。
---
そもそも俺がニートになった原因は数年前まで働いていた会社にある。
もともとそこは社長の友人が就職させてくれた会社だった。
最初は普通に仕事をして、何もなかった。
しかし友人が病死した。
昔から身体の弱いやつだった。
そして次期社長は友人の弟となった。
そこからが最悪だった。
なぜかは知らないが友人の弟は俺を恨んでいたのか、それとも厄介者と思っていたのか俺を解雇した。
そしてそれだけなら良いと思ったのだが、やつは最後に友人はこう言っていたと言っていた。
「アイツは利用しやすい。だから徹底的に絞り取ってやれ。」
と。
それを聞いた俺は絶望した。
信頼していた友人から裏切られたのだ。
そして俺はニートとなった。
親には話していない。
心配をかけたくないからな。
---
「まぁ、こういったところだ」
俺は話を終えた。
何か繋がっていた鎖が取れたような気がした。
「そうかいそうかい。」
「…」
強烈な眠気が襲ってきた。
そして俺はそこで眠ってしまった。
…………
俺は目を覚ました。
夢だったのだろうか?
しかし、何か心が軽くなったような気がする。
後で親に聞いて分かったが今日は誰も来ていないと言っていた。
そして俺がそのおばあさんの特徴を言うとこういった。
「貴方のひいおばあちゃんに似てるねぇ。」
俺のひいおばあちゃん…
俺が三歳の頃に死んだはずだ。
幽霊だったのか?
だが俺はその事は気にしていない。
**足が軽い**。
**ドアも軽く開く**。
**`日光`が心地良い**。
最高の気分で俺は
**未来への一歩を踏み出した**