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「あの人達」
※実話を元にしていない、フィクションです
よくある感じかもしれませんがパクってないです
お母さん「あんた、この点数は何!?」
と言って勝手にカバンから出したテスト用紙をこちらに見せつけられる
そこに書かれた点数は86点だった
お母さん「90点以上じゃないとスマホ没収って、言ったわよね?」
86点っていい方だと思うんだけどな…
僕「あっ、」
お母さん「90点取れないバカ息子にスマホなんていらない!勉強の時間も3時間増やすわ!」
……一番の居場所、ネットもなくなった。
僕にはもう勉強しか残っていない
もう限界だ
でもスマホが無ければ助けを求めることも、精神を安定させることも出来ない
僕はどうしたらいいの?
苦しいよ 悲しいよ
そんな言葉はもう何回も心の中で叫んだ
僕にはリアルで友達はいない
休み時間も勉強しているし
だがネットでの友達はいる
それは「あの人達」を観ている人達。
だから、僕の居場所はネットだけだったのに
「あの人達」とそれを観ている人達、それだけが救いだったのに。
そのネットも、今はもうない
スマホが返ってくるのはいつだろうか
次にいつ、「あの人達」が観れるのだろうか?
僕は勉強しか出来ない
無能だ
世間のこと、クラスで流行ってること、
何にもわからない
そんな僕を助けてくれた、「あの人達」の「ライブ」に行きたい
「ライブ」って何かあまり分からないほど僕は世間の言葉をよく知らない
でも、僕は僕を助けてくれた「あの人達」に会いたい
だから僕はまだ、生きていられる