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5 いざ魔空島へ
部屋に入れてもらったリルンは、何があったのかを話した。
魔空島に何者かがやってきたこと。
そいつらに魔空島を占領され、捕まってしまったこと。
数人の魔法使いが島から落とされたこと。
現在、リルンの仲間が島に残り、敵から身を隠し続けていること。
リルン「私自身、敵の正体は分かってない。あいつらは多分地球を襲いにくる」
リルンはそう話を締め括った。
蓮「じゃあ、この投稿はなんやったんや・・・?」
リルン「投稿?」
蓮「これ」
蓮はXに乗せられていた、天空からの使者の投稿を見せた。
リルン「・・・これ、あいつらの投稿かも」
翔「は・・・?魔法使いもネット見るん?」
リルン「見るよ、そりゃ。魔法使いの世界も年々進化してんの。魔法使いとネットの関わりは深いんだよ」
希「てことはまさか、俺らの正体もわかっとるん・・・⁉︎」
鳥井希は慌てて口を押さえ、焦りながら尋ねた。
リルン「うん。関西弁だし、みんなの声がまるっきり一緒。まじヤバでしょ?」
蓮「バレとったんか・・・」
リルン「バレるよ。貴方達の騒動も、魔空島ではすごい話題だったし。知らない人はいないんじゃないかな」
光「そんなに有名になってたんですね。嬉しいけど悲しい・・・」
リルン「・・・ほんとはこんなこと話してる場合じゃないんだけどね。私が生きてることを知ったら、あいつらはすぐにでも殺そうとしにくる。時間の問題」
豚平「じゃあ、どうすればええんや?」
リルン「どうにかして魔空島に戻り、黒幕を捕まえるしかない」
その時だった。突然、部屋の窓に何かが貼り付いた!
大「ギャーーーー⁉︎なんやコイツ⁉︎」
リルン「あいつらが追ってきたんだ!今なら魔空島に戻れるかも・・・!とにかく私の近くにいて!」
リルンは何かの呪文を唱え始めた。6人は何がなんだかわからないまま、リルンの周りを取り囲む。
リルン『天空へといざなえ!|Sky warp《スカイ・ワープ》!』
リルンが大声で叫ぶと、7人の周りが光を放った。
そして一瞬のうちに、見たことのない場所に瞬間移動してしまった。
リルン「レイ!エミリ!」
ルージュ「リル!無事だったのね!」
エミリア「よかった・・・!その人達は?」
リルン「私を助けてくれた人。そっちもいるじゃん!」
リルンは仲間であるルージュ・サニーレイ、エミリア・スターレイルに再会することができた。
落とされた魔法使い達は全員生きていたようだ。
1000超えたのでここまでで