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春はいつまでも引きこもっている。
春→かわいらしい格好をした美人さん…らしい。
夏→思い出したくもない、残酷な死に方をした子。好きだったに。
黒い化け物→化け物。
いい加減出てきてよ。
「ねぇ、春〜!?!?」
「…何。」
「ちょっとは出てこない?」
「いやだよ。つまんないもん。」
呼びかけは届かずに無愛想に返される。
つまんない?こんなに素晴らしい世界があるのに?
「いいからおいでよ、」
「いやだって。」
「別にすぐ終わる話だよ?扉をあけて、でてくる」
「うるさい」
何故そこまでして出てこないのか。
出てきてくれないと助からないのに。
「早く!お願い、でてきて?」
「…どうして?」
「何が、どうしたの?」
「どうして、どうして?」
「だから、何が?」
「どうして確認しなかった?」
「だから、何が!!!!」
「あのね、私が気づかない阿保だとでも思った?」
「え…?」
理解が追いつかない頭は回らない。
歯が抜け落ちるように絶望を噛み締めることしかできない。
「あのね、お馬鹿さん?」
「ば、馬鹿じゃ…」
「はい、開けましたなんてしたら、終わりなんだよ。」
「は?」
「…あんた、ただの黒い化け物でしょ?」
「は、そんなわけ、」
「体も認証も誤魔化したって、ここのセキュリティが騙されたって、私がわかる」
「…」
「夏は、私のことだそうとなんかしない。自己犠牲だから。」
「繝舌Ξ縺ェ縺?→諤昴▲縺ヲ縺溘?縺ォ縲りイエ譁ケ縺ッ蝌倥▽縺榊?縺、縺榊?縺、縺榊?縺、縺搾シ?シ?シ」
「はは、文字化けで恐怖を思い知らせるって?」
「縺?k縺輔>縺?k縺輔>縺?k縺輔>?」
「いいから、さっさと消えな。」
「はぁ、夏は死んじゃったし。
_____春はここにいるけど、一生ここで生きていかないとなのか。」