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Absolute_絶対的な。
なまもの注意です!!!
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人には誰にも言えない秘密がある。
今日も仕事かのようにスマホを触る。
中身のない上っ面だけの会話だが。
「天王寺蓮です。」
アプリでの偽名は「天王寺蓮」。
蓮は一緒だが、天王寺は好きな漫画から取ったもの。
ちなみにそのドラマにも出たし、映画も出た。
「蓮ね、俺は冬月辰哉。よろしく。」
まんまとかかった、みたいな。
なんか疲れてきた。
アプリでのBL?は生々しい。
「じゃ、また明日です。」
明日会う予定ができて、思えば少しふっかさんに似てる名前だな、と思った。
冬月ってのもドラマ(わたしの宝物)の役じゃ…?
気のせいだよな。きっと。
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「…やっぱりか…」
待ち合わせ場所についた。人混みに隠れてみる。
目の前にふっかさんがいる。こういう時は同様を隠さない。
「ふ、…っ、!?!?ふっか、さん…っ!?」
「え、めめ?どしたのこんなところで。」
優しい笑顔で、俺に微笑むふっかさん。
「…すいません、ちょっと…ごめんなさい。」
「え?」
っと、あえて振る。
スマホで場所変更を希望。
待っているとふっかさんが到着。
俺は気づかないフリしてスマホでなんて送ろうか迷ってる風を装う。
「…」
後ろからふっかさんに見られている。
どうせ話しかけてくるだろうから無視。
「…目黒。お前が天王寺蓮?」
「っ!?!?…ふっ、か…さん」
焦る演技はお上手です。
わなわなしているふり楽しい〜www
「あー…いや、俺も…冬月辰哉…なんだよねぇ…」
「え…?ふっかさんが冬月辰哉…?」
楽しすぎる。
「…とりあえず、ここ居ると大変だし。ホテル行こ?」
これがリアコ製造機か。
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「…あ…っと、」
「とりあえず、お前と俺が男性マッチングアプリやってて、偶然マッチしたってことで…」
「はい…」
「んー…なんだろ、俺はセッ○○がしたいだけなんだよね。」
「…え、あ、はい…?」
「俺、実は…サキュバスでさ。」
「さきゅ、ばす…???」
「んーと、簡単に言うと男性を襲ってせーえきを奪うの。だから…」
「だから…???」
「…めめ、」
''俺とセッ○○しよ?''
この展開は流石に…唆られるww
「あーっ、めめやば、でっかっ」
「まるで、思ってないような、言い方しないでくださいっ、」
「え〜…でもいいね、いっぱい出そう。」
めんどくさいな、サキュバスふっかさん
「ふーっ…、しめつけえぐ、ふっかさん…っ」
「まぁね〜、伊達に32?年やってますからっ、♡」
「ふっかさん、年齢忘れてるし、っ」
「ふっかって呼ぶなし、た、つ、や、な?」
「んふ、たつやっ…っ、俺は?」
「…れん、♡」
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「お腹たぽたぽですね、w」
「うーん、まぁこれで捧げ物めっちゃ増えるからいいんだけど…」
「ちなみにそれ、捧げ物ってなんなんすか?」
「サキュバスの呪い?があるらしくて、それを防ぐために捧げ物する。」
「ほへー…」
「あ、てか蓮もやってたなら3人目か」
「何が???」
「んー…あのアプリ使ってるスノのメンバー」
「えwwwマジすか?」
「んーと、佐久間と康二と、翔太。あのアプリ25歳以上だからラウールはやってない。
照はそういうの厳しいし。阿部は嫌ってる。舘様はわかんないや。」
「…教えて、くれませんか?」
「いいよ。わら」
▽永山大介さんとマッチングしました。
▽向井康二さんとマッチングしました。
▽青島翔太さんとマッチングしました。
「佐久間がマッチングの映画の名字。翔太はドラマ。」
「康二www」
「名前そのまんまだねww」
「まぁいいや、ありがとうございますww」
あと_4人。