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「悪に染まりし天使の名は」第一話『悪夢再来』
--- 自宅 脱衣室 22:00pm ---
🍆「あ、主様…?」
いきなり主様と呼ばれ、戸惑ってしまう
🍆「てか俺風呂入るんだけど…」
💗「あら良い身体♡」
🍆「きんも」
💗「ひどっ」
🍆「いいから出てけ、、風呂から上がったら話聞くから…」
💗「うふふ、ありがと♡」
めんどくさいやつが来たな…
ていうか、あいつ人間じゃないのか?
🍆「…」
🍆「え?」
人間じゃない!?!?
---
--- 自宅 寝室 22:40pm ---
…あのなぁ、、
🍆「人ん家のベッドで勝手に寝ないでくれないかな…」
俺のベッドでごろごろとくつろぐラヴァーを見てため息を吐く
💗「主様の匂いは吸っとかなきゃ♡」
🍆「どうしよう、俺女の子基本大好きだけどお前は好きじゃないかも」
💗「好きな女誰よ殺すわ」
🍆「メンヘラかよ」
💗「大好きなんだもの♡」
🍆「認めるんかい」
🍆「…で、俺に何の用だ?堕天使様がよ」
💗「単刀直入に言うわ、私と契約して恋人にならない?」
🍆「は?」
いきなり何を言っているんだ
契約?恋人?
💗「主様彼女とか奥さんとかいるの?」
🍆「…独身ですが何か??」
💗「それなら私がその相手になるわ♡」
🍆「いや、やだよ…なんで好きでもないやつと、、」
🍆「しかもお前…堕天使だろ?」
💗「恋愛に種族は関係ないわ」
いや、だとしてもだよ
💗「これが私の仕事なのよ〜やらないと死んじゃうんだもの♡」
🍆「へー、、」
仕事ができないと死ぬ、ね…
🍆「だとしても俺はお前と恋人なんてならねえぞ?」
💗「もう…!私が死んでもいいの?」
は?いやいや…
🍆「いきなり死ぬと言われても…」
💗「はぁ…分かったわよ、」
やっと諦めた
そう、思っていた
💗「`それなら強制的に好きにさせるわ♡`」
🍆「は!?」
💗「悪魔になって私と結ばれてね?主様♡」
🍆「あく、ま…っ!?」
黒い渦に飲み込まれる
意識が朦朧としてきた
🍆「ぐ…っ、!?」
なんだこの頭の痛み…
割れる、、っ!?
🍆「いや、、だ……、だれ、か…っ」
ドタッ
俺はその場で意識を失った
---
💗「うふふ…っ♡」
彼の頬に触れると思わず笑みが溢れる
💗「これから私達…"恋人"ね…?♡」
💗「…」
ふと冷静になる
💗「いつまで、こんなことしなきゃいけないのかな…」
私はいつまで、《《あいつ》》に…
`?「見つけたか?」`
💗「っ!?」
切迫した空気
冷たくなる背中
💗「…デスター様」
黒い影を身にまとい、
赤い瞳が私を睨む
`デスター「お前はいつ敵になってもおかしくない」`
`デスター「常に監視しておかなければ」`
💗「なぜ私だけこんなに…」
`デスター「それは、」`
`デスター「お前が《《元大天使》》だからだ」`
思い出したくもない過去を思い出し
吐き気と怒りが湧いてくる
💗「…裏切りませんよ、私はあなた様に仕える身となったのですから」
私は目を見て、静かにそう言った
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--- ドズル社 オフィス 12:00pm ---
🦍「皆さんおはようございます!」
全員「おはようございます!」
会社内に元気で明るい声が響き渡る
🦍「久しぶりの全員集合ですね…」
⛄️「あ、、いや…実はぼんさんがまだ来てなくて…」
そう言われて見るとぼんさんの姿だけ無い
寝坊?
あり得そうだけど、、
🦍「流石のあの人も12時まで寝るってことはしないよな…」
ちょっと心配
⛄️「…僕みたいに、なってませんよね、?」
🍌「それはないと思うけど…」
静かな空気が流れる
🐷「…念の為、家行ってみます?」
🦍「…うん、」
心臓の鼓動が早くなる
もしぼんさんが命の危機に晒されていたら?
ぼんさんがおらふくんみたいに何かに取り憑かれていたら?
あの時のおらふくんはいつ誰かを殺してもおかしくなかった
🦍「…」
もしぼんさんが同じ状況になっていたら、、
🍌「ドズさん」
🦍「…っは、、どした、?」
悪い方ばかり考えていて、現実には目を向けていなかった
🍌「ドズさんが思っているようなことは、」
🍌「ぼんさんは絶対にしませんよ」
🍌「あの人は…心優しい人ですから」
おんりーが優しい笑みを浮かべながらそう言う
🐷「すいません、俺ちょっと忘れ物したから家行ってからまた来ます」
⛄️「じゃあ、ドズさんが元気出るようにコンビニでプロテインバー買ってきますね!」
2人も暗い空気をどうにかしようと話を逸らしてくれた
スタッフ「仕事は全部俺たちに回してください!」
🦍「え、そんな…」
スタッフ「良いですよ!ぼんじゅうるさんが戻ってくるまで私たちでやっときますから!」
スタッフ「その代わり給料上げといてください!」
スタッフ「おい!そんなこと社長に言うな!w」
スタッフさん達の明るい笑顔に心が軽くなる
🦍「皆んな…ありがとう、」
🦍「あ、おらふくん。プロテインバーは一本満足のチョコ味ね!普通のじゃなくてブラックだよ!」
⛄️「だいぶ我儘っすねw」
⛄️「まぁしゃーない!買ってきます!」
優しい皆んながいるから僕は安心できる
でも、ぼんさんがいないと…
🦍「物足りないよ…」
お願い、ぼんさん
どうか無事でいて__。
おつなこ!!!