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注意:少し残酷な描写があります。
後、中二病っぽいかも????
へったくそです☆
俺は普通の人。
普通の人と同じ人生を送る。
そう思ってた。
あの日、俺は普通じゃないと知った。
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真っ黒でボサボサな髪に、黄色い目。
袴を着ている少年、俺、陰陽 天(いんよう そら)は山奥の村に住み、両親と暮らしていた。
村の人口は数十人程度。
大自然に囲まれている。
村の人以外には会わない。
この世界で、人はこの村だけにしかいないと思ってた。
狩りをして、畑を耕す。
それが当たり前の生活。
あの日も。
続くと思ってた。
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「天!遊ぼうよー!」
黒髪に黒い目。
可愛らしい少女。
村の子供、サナが天に話しかける。
「後でな。」
「えぇ~!天のケチィ~!私、今日死んじゃうかもよ~!」
「そう言ってる内は死なないな。」
その日もサナの事は大して相手にしなかった。
天は弓矢を持つと、サナの頭を撫でる。
「よし!いってくる!」
「……いってらっしゃい……。」
サナは遊んでくれなかったことに怒ってるらしい。
頬を膨らませていた。
そんなサナの頭をもう一度撫でる。
「帰ったら遊んでやるよ。」
「ほんと!?いってらっしゃい!早く帰ってきてね!」
サナはぐいぐいと押し出すようにして、天を送った。
「全く、分かりやすい奴だな。」
天は少し笑う。
そして、向こうの二つの山まで狩りに出かけた。
それが、サナのことを見た最後だった。
気がつけば、村にいて、村の人は、全員消えていた。
「母さ~ん!父さ~ん!」
呼んでも、誰もいない。
残っていたのは、断面が歪な手足。
なにかに食いちぎられたような。
天は自分の家に行ってみた。
やはり誰もいない。
家の屋根には血。
熊がでたのか?
分からなかった。
呆然として、三日ほどが過ぎた。
もう、ここには、ない。
楽しかった日々も。
両親も。
サナも。
どうして、遊んでやらなかったのだろうか。
「誰だよ……俺から奪いやがって……。」
天は立ち上がる。
「絶対に、見つけて殺す」
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天は村を出た。
弓矢を持って、野宿できるように。
最後に、名残惜しそうに振り返る。
「いってくる。」
天は村に別れを告げ、山を下りた。
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「えっ!?」
山を下りた先は、未知の世界だった。
きらきらと光る透明な何か(ガラス)がある窓。
木じゃない家。
人々のおかしな服装。
なにもかもが村と違った。
あのピカピカ光るのなんだ……?眩しい……!(電気)
「あんた!轢くよ!」
「えっ……?」
「迷惑なんだよ!」
「あっ……。すみません。」
とは言え、なにをどうすればいいのか分からなかった。
「こっち。」
フードを被った知らない少女が天の手をひいて、裏道に誘った。
「あっ……うん。」
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「あなた、村の生き残り?」
「えっ……?」
「あぁ。自己紹介がまだだったわね。私は冥。」
少女はフードをとる。
黒髪に紫色の目をした少女は
「陰陽 冥(いんよう めい)。」
天にそっくりだった。
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1(完)
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はい。
へったくそ☆ですね。
わいが夢で見たののアレンジ版です。
次もへったくそ☆ですが、どうか見ていってください。
これは息抜きで書くけど、わりと丁寧に書きます。
でも、へったくそです☆