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冷たい祈り(供養)

「悪霊が化けて好きな人の姿になっていた。本物の彼は違う人に惹かれて付き合っていた上に亡くなった。触れてはいけないとわかっていたのに、まるで理想の彼のようにふるまう彼に、どうしても触れたかった。」 というような内容でした。最初からオチが提示されてたら書けるんじゃね、と思いましたけど、飽き性には勝てなかったよ。 (以下没になった文章↓)  瞼の裏にかかる吐息が冷たくて、抱きしめられているだけのはずなのに、呼吸が、緩やかに狭まっていく。  遠のいていくハエの羽音は、私を救ってなどくれない。けれども、これが終わったら。  私は終わりなのだと、逃れられないのだと。それでも今の淡い夢に浸っていたのだと、あの人の冷たい腕の中に抱きすくめられながら、私は、心地の良い夢のように眠る。
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