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夜中の学校。消えてく友達。
中ホラー注意
マホロア視点
絶対、ない。あんな教室……あった覚えがないよ。
光「行こう!行こう!七不思議、絶対あそこだね」
時雨「う、うん…」
時雨さんも薄々気づいているのかな。少し躊躇いがちな返事をした。まあ、そうだ。普通気づくよね。
光「マホロアも返事して」
マホロア「ウ、ウン…」
薄々気にかかるけど、行くしかないよね。3人いるもん。平気平気。ボクらはそう思って入って行った。入った途端…。
**ガラッガラッ**
棚のようなところから大量の絵の具が落ちてきたんだ。
光「うわああ!???何!???絵の具…!?」
時雨「上から落ちてきたんだ…。なんか変だよ…」
光「へ、平気!行こう行こう!」
光は少しビビったようだけど、気にせずぐるぐる部屋を歩いた。部屋は殺風景でさっきの棚以外はなんもない…。 と、思っていた。 急にボクらの前に棚が出限したんだ。
マホロア「ウワアア!?」
時雨「な、、なんで…?」
光「これが…心霊現象って奴?」
マホロア「ヤッパ…へんだヨォ…!!!!!」
光「だ、だ、だいじょぶっ!」
そう光が叫んだ途端。今度は棚から大量の皿が落ちてきた。そして、絵画が何枚も蠢いた。
**キャハハハハハ❤️**
どこからか女の笑い声も聞こえる。その笑い声が一瞬終わると、棚から何かが落ちてきたりする。部屋の中がめちゃくちゃになった。
これじゃ、七不思議どころじゃない…。
マホロア「逃げよう…!」
時雨「そうだねっ!」
光「うん…」 光はもう少しいたいみたいだけど、ここにいたら、怪我人が出るかも。ボクらは出口に向かって走った。
**バタン**
最後に光が図工室に戻り、ボクがドアを閉めた。と…その部屋は消えた。ただ…女の声が地味に聞こえる気がした…。
光「あれ…なんだったの?」
マホロア「心霊現象カナァ。」
時雨「うーん…。わかんないけど、怖いね」
マホロア「結局…アノ教室、なんだったのカナ?わかる?2人とも」
2人「……」
2人から、返事がない。
ボクは不穏に思って振り返った。
………。
**2人はいなかった。**