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第一話
第一話 「白夜と殺獣」
【殺戮の獣 Saturikuno Kemono】
「…最後に言い残したことでも聞いてやるよ。言いたいことがあれば言ってみろ。」
【モブ Mobu】
「ッ、うるせぇ!お前なんか兄貴が殺してくれんだよ!!!」
【殺戮の獣 Saturikuno Kemono】
「兄貴?…はっw、もしかして、その兄貴とやらはコイツか?」
ペラッ… (写真)
【モブ Mobu】
「なっ、!?兄貴!!お前、兄貴に何をした!!!」
【殺戮の獣 Saturikuno Kemono】
「知りたきゃ兄貴に聞きな。今からお前も同じところに送ってやるよ。」
バンッ!!!… (発砲音)
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【辻村司 Tuzimura Tukasa 】
「…。」
ザザッザー… (ノイズ音)
【辻村司 Tuzimura Tukasa 】
「…なんだ。」
【朝霧心咲 Asagiri Misaki】
「借金取り殺した?」
【辻村司 Tuzimura Tukasa 】
「雑魚なら潰して死体は高層ビルの屋上から落とした。」
【朝霧心咲 Asagiri Misaki】
「ビルから落としたら騒ぎになるじゃん。…はぁ、注目されちゃうね。」
【辻村司 Tuzimura Tukasa 】
「うるせぇんだよ。どうしようが俺の勝手だ。勝手に入ってきて味方ぶってるお前が命令すんな。」
【朝霧心咲 Asagiri Misaki】
「私、味方認定されてないんだ。」
【辻村司 Tuzimura Tukasa 】
「俺は誰だろうが信じてねぇ。」
【朝霧心咲 Asagiri Misaki】
「あーあ。嫌われるタイプだ。」
【辻村司 Tuzimura Tukasa 】
「そんな下らねぇ話しに連絡寄越したのかよ。」
【朝霧心咲 Asagiri Misaki】
「あぁ、違う。今日このあとの任務は〔緑の男巫〕…〔緑巫〕と一緒になったから。」
【辻村司 Tuzimura Tukasa 】
「は?勝手に決めてんじゃねぇ。」
【朝霧心咲 Asagiri Misaki 】
「一人じゃなきゃ殺しができないのかな?〔殺獣〕くん。」
【辻村司 Tuzimura Tukasa 】
「うるせぇな、クソ〔白夜〕。足手まといになるからいらねぇだけだ。くだらない勘違いすんじゃねぇ。」
【朝霧心咲 Asagiri Misaki 】
「はいはい、そうですか。…ま、これだけだから。じゃあね。」
ブチッ (通信が切れる)
【辻村司 Tuzimura Tukasa 】
「チッ、クソが。一回帰らなきゃじゃねぇかよ。」