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わたしぎゅうぐらりん
先輩と遊んだ次の日、唯は一人部屋にいた。
ベッドに横になり、天井を見つめる。
今日は大学があるのだが、行く気になれない。
なぜなら、唯は大学でいじめにあっているからだ。
「あの子がいる場所に、行きたくない・・・」
いじめの原因は先輩だった。勉強ができるだけでなく、スポーツもでき、しかも思いやりのある先輩は唯だけでなく、たくさんの人に人気があり、先輩と仲良くしていた所、逆恨みされたのだ。
「私なんかが一緒に居ていい人じゃないのは分かってる・・・」
でも、一緒にいたい。
それが恋心というものなのだろう。しかし唯はその感情を嫌っていた。
先輩を巻き込みたくない。
そんな気持ちが強かった。唯はとにかく先輩が自分のせいで嫌な気持ちになるのが嫌だった。
大学で一人ぼっちだった唯に、優しく声をかけてくれたのは先輩だった。先輩が入っているサークルに誘ってくれたのも先輩だった。暇なとき、「遊ぼう」と誘ってくれたのも先輩で、そのほかにも・・・
「ずっと、先輩」
今まで頑張れたのは、ずっと先輩のおかげだった。だからこそ、先輩には嫌な気持ちになってほしくなくて、幸せを願って・・・
「・・・・・」
ふと、横を見ると、窓の外の青い空には、大きな虹が架かっていた。でも、唯にはくすんで見えた。
綺麗、と思いたくても、世界が灰色に見える。
どれほど憧れても、手に入らない苦しみ。
ああ、辛いな。
そんな事を考えながら、唯は「私ぎゅうぐらりん」と呟いた。
ども!ヤナギです~!
てなわけで、きゅうくらりん第2話、書き終えました!!!
はい、どんどん病んでいってますね^^
えーと、予定では次回が最終話かな~っと思ってたりしてます。予定ですけどね!
今までで一番頑張ってます!ヤナギの小説はもういっそ読まなくていいので(オイ)、これのモデル?であるいよわさん作、「きゅうくらりん」だけでも聞いてみてください!!!
中毒性が凄くて、一度聞くともう離れなくなりますから!
それでは、この辺りまた次回だ~!