公開中
好きを形に。 ☆第七話☆
みんともち
莉緒との会話を終わらせ一時間目までの休み時間を友達と過ごす。
数分後にはチャイムがなったので席に付き先生の話をテキトーに聞き流した。
数学の授業だったので問題を解きながらさっき莉緒が言っていた色々について考えてみた。
朝登校している時はいつもと変わったところはなかった。だとすると、休み時間の間か?
休み時間といえば俺が良太と莉緒について話してたけどまさかそれか?我ながら名推理だ。
だとすると会話が聞かれてたのか、、、一応良太に話してみるか。
そう思い授業が終わると同時に良太を廊下に呼び出した。
良太「どうした?」
翔太「朝の会話莉緒に聞かれてたっぽい,,,」
良太「え!?まじか。」
翔太「莉緒の様子がさっきからおかしいし」
良太「まぁいっか」
良太は驚きながらもそういい笑っていた。
翔太「いいの?だってバレたかもしれないんだよ?気まずくない?」
良太「全然。ほら、よく言うやん?好きバレは効果抜群とか」
翔太「そういうもんなのか?」
好きバレか,,,俺も莉緒にバレてるのかな。
そういえば周りから顔に出やすいってよく言われるし、
もしバレているんだったら少しは莉緒も俺のこと意識してくれてるかな、
その後は良太が好きバレについて語りだしたのでバレないよう教室へと戻る。
「おぉい〜」そんな良太の言葉は無視し席についた。
二時間目は第二理科室で行う移動教室なので机から必要な教材を取り出し
理科室へと向かう。第二理科室では男女二名ずつの四人班で一つの机を使う。
俺の班は右端から俺。右奥が良太。左奥が莉緒。左奥端が双葉だ。
双葉は顔のパーツが整っていてクラスの男子からめちゃくちゃモテる。
裏が怖そうという偏見で俺は少し苦手だが。
今時の理科は実験らしく、先生から器具を前に取りに来るよう指示を出された。
俺と双葉が取りに行くと机には良太が莉緒に話しかけていた。
すぐに器具を取り莉緒達がいる机と向かう。
翔太「取ってきたぞ」
良太&莉緒「ありがと〜」
その後は実験を行い片付けをしているとチャイムがなったのでそこで授業が終わる。
三時間目は国語だった。四時間目になりあと一ヶ月ほどで行われる体育祭の種目決めが行われた。
俺は50m7.4秒と微妙なタイムだったのでリレーに選ばれなかったが楽しそうな障害物競走にエントリーした。その日は休みが多かったため種目が決めるのが少し難しく四時間目内に終わらせられなかったため昼の休み時間に持ち越しになった。
--- つづく ---
読んでくださりありがとうございました。