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EP 3
当日に飛びます
当日。
校舎には大きな段幕が降ろされた。きっと梅宮が書いたのだろう。所々墨が飛んでいる。
楡井)「風鈴祭」?
楡井)「祭」ってことはもっと他にもあるんですかね?
辺りを見回してみると、ポップコーンからクレープまで、屋台の用意をする2、3年生が目に留まった。誰が作るのだろうと疑問も浮かべながらも、普段とは一風変わった風鈴の様子に感心する。
梅宮)よう!桜!
桜)うおっ
桜の背中をばんばん叩きながら梅宮は続ける
梅宮)びっくりしたか?すごいだろ!こうやって他校と地域との関わりを深めてんだ!
柊)つい最近までは獅子頭連とは薄れていたが
梅宮)まぁ、この前のアレもあって、獅子頭連との関わりも取り戻した!あいつらも来るぞ!
楡井)六法一座も、硯さんも?
梅宮)来ると思うがな
柊)今年もなるべく問題は起こしたくないからな。
桜)問題?
柊)たまにいんだよ。喧嘩目的でやってきて、祭りを荒らすヤツら。町の人は怯えるわ、屋台は潰れるわで大変よ。
その後、梅宮達を後にした桜達は、色々な屋台を見て回った。
ポップコーンにかき氷、射的と祭りならではの屋台が並ぶ中(ことはも店を出していた。)、目に飛び込んできたのは珍しい店だった。
楡井)桃、飴、?
柘浦)りんご飴ならぬって感じやな
そこの店主は聞かなくてもわかった。
榎本)おう!桜ぁ達!
蘇芳)珍しいお店ですね
蘇芳)梶さん考案ですか?
榎本)ああ。飴以外にもアイスとかあるぞ!
楠見)『製作中だけど、食べてみる?』
楡井)え!?いいんですか?
そう言い残し、2人は裏へと消えて行った。
桐生)すおちゃん、ダイエット中じゃないの?
蘇芳)量、減らしてもらったから。それに、食べないと愛想悪いじゃない
しばらくすると、榎本、楠見、そして梶が出てきた。不貞腐れている。
手には光が反射して、ピンク色に輝く飴と、いかにもみずみずしくうまそうなシャーベットが。桜は目を輝かせている。
試しに一口。
桜)これ、お前らが作ったのか!?
榎本)いや、
榎本)梶だ。
視線が一点に梶に集まる。
柘浦)すげぇなぁ!!
楡井)カフェ建てれちゃうんじゃないんてすか!?
桜)俺おかわり
桐生)どうやって作ったの?
蘇芳)お茶に合いそう^_^
散々黄色い声を浴びた梶の頬は、ピンク色になっていく。
梶)う、う、うるせえっ/
フードに頭をすっぽり収め、梶は走り去ってしまった。
蘇芳)あ、行っちゃった
榎本)お前らも今日の準備しとけよ
楠見)『もうすぐ始まるよ』