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8th
〈'#$”視点 = 初兎視点〉
父さんの家は、生臭い臭いで溢れいている。
ああ、血か、と思うまでに3秒はかからん。
父さんはある薬品の研究をしている。
何の薬だかは知らないけど、違法のやつだろう。
前に通報されて来た警察官を殺してた。
可哀想だと思うけど、僕は何もしない。
したって無駄だもの。
さっき、「僕らの思い出を奪ったやつ」って言ったやろ?(4th参照)
どういう事なのか知りたいやろ。
特別に教えてあげる。
僕の父さん、金持ちなんよ。
違法薬品で稼いでるんや。
でさ、前、ないちゃんが会社を設立するとかって話があったんやけど、
それを父さんに知られてしもうて。
そうそう。僕もメンバーだったんよ。
あ、で、戻るけど、「潰せ」って言われたんよな。
父さん表の人間大嫌いだし、
そんでアイドル事務所なんて言ったら表の表の人間やん。
父さんが一番嫌いなところ。
__ちなみに僕が活動者だっていうことは、父さんには言ってなかったんだけどな。
何故か知らんけどバレちゃってたんよ。
潰すって言ったって、僕に財力があるわけじゃないから、頑張って不仲になるように演じた。
いれいす自体がなくなっちゃうように仕向けたんや。
僕はグループが大好きだった。
でも、父さんに反抗したら僕だけじゃなく大切な仲間たちも殺されちゃう。
そう思って頑張った。
あんな顔なんて、見たくなかったよ。
そして、
君が死ぬ、なんてね。