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夜空の星より君を見たい
楓佳は、学校に着いてから鞄を片付けていたら隣のクラスのイケメン男子、湊(みなと)に呼び出された。
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楓佳「どうしたん?」
湊「俺,,,」
楓佳「???」
湊「好きなんだ。付き合ってくれないか?」
楓佳「考えていい?」
湊「分かった」
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教室に戻ると茜が来ていた。茜にこの事を言おうか迷った。そりゃあそうだ。あのイケメンの湊に告白されたなんて到底言えない。楓佳は北斗のことが好きだから答えは本当は決まっていた。なんであんな事言ったのだろうと後悔した。そう考えていると茜が声を掛けて来た。
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茜「誰に呼び出されたん?」
楓佳「隣のクラスの湊くん」
茜「あのイケメンに?OKしたん?」
楓佳「考えるって言ったけど、本当は断りたいんだよね」
茜「なんかあった?」
楓佳「私の好きな人知ってるでしょ?」
茜「うん、北斗でしょ?」
楓佳「それもあって」
茜「早めに答え出しなよ?」
楓佳「分かったけど、この事は北斗には内緒でお願い」
茜「分かった」
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楓佳はモヤモヤしたままだった。幼馴染である北斗にこのまま好きでいるか、隣のクラスでイケメンの湊に移るか。しかし、この時北斗が誰のことが好きなのか分かっていなかった。ずっと、知らなくてもいいかなと思っていたからだ。明日に答えを出そうと思った時はもう家の前だった。