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副部長からラブレター!?【遅れお正月スペシャル 前編】
こんにちは!アインスタイニウム〜!(あけおめ)コペルニシウム〜!(ことよろ)
お正月スペシャルなのですな!
共同編集?というか備考はとうどがやってます。
れみりが描いてます!
少し長編になります。
では!
2022年12月27日の朝。
桜は、通知が鳴っていたので、グループトークを開くと、みんなで話をしていた。
ふじちゃん「みんな、提案なんだが」
副部長「?」
ふじちゃん「みんなで初詣に行きたいのだ」
部長「ええ、やん」
菊ちゃん「おはよう、初詣って元旦になって朝どっかで待ち合わせすんの?で電車で神社まで行って、初詣行くの?」
副部長「それか、大晦日の10時50分くらいにマンションの前で待ち合わせして、そのまま駅行って、神社で年越すとか?」
ふじちゃん「副部長、まさにそれだ」
部長「みんな住んでるマンションは同じだもんな」
菊ちゃん「じゃあこれで決定。桜がグループトーク来たら、そのこと話そっか。」
菊ちゃんの最後の吹き出しは、「7時46分」、今の時間。
だから、今すぐ返事をした。
桜「はーい、みんな、読ませてもらったよー。」
桜「あ、読ませてもらいました。」
桜「それ以前に、それ親に言った?私はこれから許可もらうけど…。
大晦日ってなんか、予定ありそうだし。」
部長「いや、鰤しゃぶ食べる以外なんも予定ない。」
副部長「部長、僕も鰤しゃぶです。」
桜「みんな紅白とかみませんよね!?」
部長「紅白は毎年夜更かしリアタイ派だけど、今年は神社が最優先だから、録画する。」
副部長「僕もそうします」
桜「菊ちゃんとふじちゃんは返事ないけど大丈夫?」
ふじちゃん「あっ、ごめんな。特に予定はないのだ。晩御飯はすき焼きなのだ。あと紅白は毎年録画だ。」
菊ちゃん「ごめんごめん、母に予定聞いて、行っていいか聞いたんだけど、『予定もないし、行くならちゃんと時間守りなよ』らしい。やった!」
ふじちゃん「私も『ふじ、大晦日暇って言ってたでしょ。いい機会じゃん、行ってきな』許可もらったのだ。」
桜「『行くのはいいけどお雑煮食べられなくなるから屋台は程々にしてよ』許可もらった」
部長「言わずとも勝手に行っててよかったけど、いくなら仲良くしなって許可もらったのだ。」
副部長「『れんは絶対《《寝過ごす》》から、起きてなよ』やったー!」
ふじちゃん「じゃあみんな許可もらったし、忘れずにな!」
特に予定がなかった大晦日に予定ができてすごく嬉しい。
陸上部のみんなと年越しなんて、夢っ!?
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次の日。楽しみすぎて、変な夢をみてしまった。
「マンションの前に集合」という約束を守り、マンションの前に行ったら、誰もいないと思ったら、空が青くて、マンションの時計を見ると既に「午後3時」を示していた。
「もうとっくに時間過ぎてんじゃんー!!!」と叫ぶ夢。まだ年も明けていないのに、おかしな夢。
夢は記憶と経験、ほかその人が考えていることなどを写す。
桜は実際、マンションの前に集合という約束で、《《元旦の初日の出の時間の20分前くらい》》に集合するという約束があったのに、思いっきり《《寝過ごし》》て、午後3時に起きてしまった経験があるから。
ふいに、昨日のグループトークのあの文章が頭に浮かんだ。
「『れんは絶対寝過ごすから、起きてなよ』やったー!」
これじゃ、先輩みたいじゃないか。
まだ28日なのに…。現実逃避していた。
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大晦日の午後10時49分。家ではまだ起きていた。1秒経つたび、ドキドキと楽しさと、「本当に時間間違ってないか」という不安も頭をよぎる。
iPhoneの某通知音が鳴り、反射的に部屋を出て、まだ起きていた母親に「いってきますっ!」と
速いスピードで言い、
6階の家からエレベーターで1階に行こうとすると、10階建てのマンションの9階にとまっていた。
9階は…、菊ちゃんの階。そして、7階で止まった。7階は…、部長の階。
次は6階でとまり、やっとエレベーターに乗れた。
案の定、菊ちゃんと部長が乗っていた。
夜中だからか「明けましておめでとうございます…。」と意味がわからないことを言ってしまった。
夜中だと、頭脳がよく回らない時がよくある。
だからやっぱり、菊ちゃんは
「何言ってんの?ある意味夜中のテンションだよ」と笑った。部長はその後、
「次は|れん《副部長》が4階だから、止まるだろうな」と言った。
部長の言う通り、やっぱり4階で止まって副部長が来た。
次は1階に行くかと思ったら、何かを忘れていた。
「ふじちゃんって…、10階、です。」
そう言ったら、みんなが私の方を見た。
見た瞬間、10階にエレベーターが引き上がった。
ふじちゃんが入って、「遅れたのだ…」と言って、
部長が「大丈夫だから早く行くぞ」と言い、1階のボタンを指の関節で押した。
副部長が「部長って指の関節でボタン押しますよね」と言った。
部長はそれに「誰かの菌がついてたら嫌だからな。」と言った。言っているうちに、1階について、
菊ちゃんが「じゃ、行きますか!」と言い、どこに行くかまだ言われていないのに、
みんなは違和感を持たずに駅の方向に行った。
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駅。家の近くの「白桜駅」は、お土産が大量にあるから、夜中でも人が60人以上出入りしていた。
「凄い人の数だな」とふじちゃんが珍しく瞳を小さくして言った。
私は「こんくらい、下町だけどこの駅じゃ普通だよ」と教えてあげた。
菊ちゃんは「そういえば、ふじちゃんはどこからここにきたの?」と聞くと、
ふじちゃんは「田舎だったのだ。田舎は村がとても小さかったから、駅は一駅しかなくて…。人がいたとしても、一日10人くらいで…。あまりこう言う光景は慣れないのだ。」と言いながらも、
「パスモ貸してくれ」と言わんばかりに手を出していた。
「私、1個しかないんだけど。」と少し冷ために言ったら、菊ちゃんが名前を書いていない方の
“予備パスモ”を渡した。そしてその後私たちは「よもぎ神社」に向かう電車に乗り込んだ。
ちなみに筆者は一軒家です!
マンション住みはよくわからず…。