公開中
ああ、チャーリー。
聞いてくれよチャーリー。惨めで情けない僕の生き様を。
明け方までいつも部屋の中の誰かに怯えて過ごす生活にはとても疲弊しているよ。
家鳴りを誰かの足音だと勘違いして、布団の中で泣いているんだ。
ねじれ曲がったような、変になっていく救急車のサイレンの音が毎度
アポカリプティックサウンドだと勘違いして絶望するんだ。
頭の中はいつも空洞で、中心にはポッカリとした穴が開いているようで。
穴に全てを吸いつくされていつか僕は絶え間ない苦しみを体験するんだと思うんだ。
僕の頑張りや努力は他人からして見ればとても滑稽なもので、
犬が自分の尻尾を追いかけ回しているようなものだと感じるんだ。
たまに自分を見失って頭の中のナニかが弾けてしまいそうになるけれど、
寸前で気がつくんだ。どうしようもない、何にもなれないグズの集大成だって。
そこら辺のゴミで作られたしょうもない失敗作。
少しでも触れれば壊れてしまう、最早リサイクルすら出来ない要らない存在。
必要とされないのは辛いことであるが、必要とされてもきっと僕はプレッシャーで
精神をやるだろう。どっちにしたって辛いし苦しい。
自分に自信が無いから、他人の意見を全面的に肯定してそれをあたかも自分の意志の
ように見せかけているんだ。自分の考えなんていつも間違っているから。
だから僕は他人がいないと生きていけないんだと思う。
生きるのにうんざりしたってどうせ死ねもしない。
世間ではこういう人間を面倒な人って言うのかな。かまってちゃんって言うのかな。
そうだとしたらもう存在自体が迷惑になっているのだろうね。
見るだけで不快に感じる僕は、これから先なんてものは無いんだ。
人に飢えて拒まれて拒絶してどうもしない。
苦しいと嘆いては。ただの死に損ない。生まれるに値しなかったはずだ。
どっちつかずの僕は死にながら生きるしかないんだなって、絶望して生きるよ。
ああ、チャーリー。僕をどうか殺してくれ。この頭から僕を追い出してくれ。