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SECRET 参話
『peace』本部にて
クロスとアニーは、『peace』の本部に帰ってきた
前回、ディックの情報を聞いて今のままでは勝ち目がないと考えた2人は、ネーシェに一つ頼み事をした
それは、戦闘能力を向上させてほしい、という事だ
ネーシェは「わかった」とだけ話した
それから3日後
ネーシェから連絡が来て、2人は集合場所に向かった
集合場所には、二つの人影が待っていた
1人はネーシェ、もう1人は見知らぬ男性だ
「来たね」とネーシェが言った
「紹介しようか。彼はシャル。今回のために君たちの教官になる人だよ」
シャルは、ニコニコとした顔で「よろしくね」と言った
クロスは「お願いします」とお辞儀した
アニーも同じだ
そして、シャルの強化特訓が始まった
最初は、素手での対決
クロスは一気にシャルに詰め寄って首元に手刀をうとうとした
しかし、そこにはシャルの姿はなかった
慌てて後ろを見ると、シャルがクロスの背後に迫っていた
そして、クロスの首を目がけて手刀をうった
普通の人なら気絶してしまうが、クロスはこれを耐えた
しかし視界は安定しない
それでも体制を直して再び攻撃しようとする
シャルはこれを見て少し驚いた表情を見せた・・・が、すぐにいつもの顔に戻ってこちらも体制の構えをとる
2人は一斉に地面を蹴った
しかし早かったのはクロスだった
そのままシャルに渾身の一撃をぶつけた
流石のシャルもこれは避けられず、まともにくらった
そして口を開く
「やるじゃあないか・・・しかし君には冷静さが欠けているね。もう少し計画を瞬時に立てる能力を身につけたほうがいいよ」
そう言うと優しそうな表情に戻る
クロスはシャルが言っていることはまちがっていない、そう思っていた
戦闘に入ると、いつも目の前のことしか見なくなる
それがクロスの短所だ
シャルはそれに気づかせてくれたのだ
「シャル・・・さん。ありがとうございます」
クロスがそういうとシャルは「期待しているよ」と言った
今度はアニーがシャルと対戦する出番だ
シャルはきっと、女性相手だから舐めているのだろうとアニーは思った
そして、対戦開始
アニーは素早く動いシャルの背中を狙った
これにはシャルも追いつけていない
アニーは手を伸ばした
するとシャルが振り返り、アニーの手を掴もうとした
それをすかさず、アニーは身を捻って避ける
そしてシャルの腹を蹴る
が、シャルは少し動いただけであとは何も起こらなかった
アニーは「・・・え?」と声を漏らした
シャルは「君は回避やスピードはいいが、威力が足りていない。クロスとは逆のパターンだね」と言った
こうして訓練初日は終わった
クロスとアニーは、シャルからのアドバイスを理解し、明日へ臨むと誓って部屋へ戻った
暗い3階の訓練場
そこでは、シャルとネーシェが話をしていた
「クロスはもう少し、スピードと頭を早く回転させる能力が必要。アニーは威力を強化させる能力が必要、ってところかな」
「助かったよシャル。やはり君は、戦闘に特化しているんだね」
「・・・あんたは俺が何者かわかっていて、今回教官を任せたんだろう?」
「まぁね、その通り。元殺し屋のシャル」
「へっ、わかっていて言わなかったな?あんたのそう言うところ、嫌いじゃないよ」
「あらあらどうも〜」
2人は、そんな会話をしていたのだった
今日は、弐話も同時に更新しました
ぜひお読みください
さて、今回の参話は、またまた新キャラが登場しました
元〇〇と言うキャラクターは、個人的に人気があると思います
これから特訓はどうなっていくのか
お楽しみに