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これでも太宰の相棒です
麗華side
どーもどーも。敵組織になるであろう組合から休暇をもらった麗華です。
僕だって入りたくて入ったわけじゃないのに…(嘘)
いつか探偵社の脅威になると僕の勘が言ってたので一応スパイとして、ね。
なんやかんやで新人が増えたらしく一度探偵社に戻ることにしました。
実は僕、乱歩さんより頭良いとか言われてるけど全部、勘なんだよね。
太宰side
「たっだいまー!!」
元気な声が聞こえる。その声の主、それは__私の愛人、荒井麗華だ。
『おかえり麗華!とても楽しみにしていたんだよお…!!』
「そっか!笑太宰はいつも通りだね…笑心中は遠慮するけどね」
すぐに返事が来る。彼女の異能は…まだ言わないでおこう。
いつか、|異能力《それ》を開放しなければいけない時が来るだろうからね。
『すぐに社長も呼んでくるよ。くにきぃ↑だくんにも伝えないとね☆』
きっと乱歩さんや社長に伝えたら喜ぶだろうなぁと自分が人らしい思考をしていることに気づく。
『くにきぃ↑だくぅーん』「なんだ唐変木」『麗華が帰ってきたのだよお!!』
「麗華が…!社長たちにも伝えなければ…」『じゃあたのんだよ国木田君☆』「あ、待て!」
くにきぃ↑だくんも会いたがってるよ麗華。
もうあの時の、人を人と見ないような貧民街じゃぁない。
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『それで。なぜ国木田君ととら探しをすることになったのかなぁ?』
「俺も知らん!社長に聞け!」まあそーなるよねえ…
『せっかく麗華が帰ってきたのに…むう…』…あ!!あんなところによさそうな川が!
『くにきぃ↑だくん!ちょっと川に飛び込んでくるね☆』国木田君が何か喋っていたけれどもう私は入水モードに入っていた。
それから少し下流に入ったところで_私を助ける少年がいた。
『助かったか…ちぇ』その少年は私を驚いたような顔で見ている。
『君かい?私の入水を邪魔したのは』「邪魔だなんて僕はあなたを助けようと!」「_入水?」
『知らんかね入水。つまり自殺だよ』「は?;」私の自殺を邪魔するなんて…全く…
『私は自殺をしようとしていたのだ。それを君が余計なことを_』やれやれ…。
だが。『人に迷惑をかけない清くクリーンな自殺が私の信条だ。だのに君に迷惑をかけた。おわびになにか_』私が言い終わる前に少年の腹の音が鳴った。『クスッ少年、空腹かい?』
「じ、実はここ数日何も食べてなくて_」今度は私の腹の音が。『ちなみに私もだ。
財布も流された。』「えぇ?助けたお礼にご馳走っていう流れだと思ってたのに」
私の頭にはてなマークが浮かんだ。「「?」じゃねえ!」するとそこには国木田くんの声が。
「おォーい」「こんな処に居ったか唐変木」「お~国木田くんご苦労様」
あ、良いことを思いついた。
『そうだ君。良いことを思いついた。彼は私の同僚だ。彼におごってもらおう。』
「へ?」『君、名前は?』「中島…敦ですけど」敦君か。なるほど。
『ついてきたまえ敦君、何が食べたい?』「はぁ…あの…茶漬けが食べたいです」
蛍:疲れた。