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01.名前のない子
💎原曲『【IA】六兆年と一夜物語【オリジナル曲・PV付】』
https://www.nicovideo.jp/watch/sm17520775
💎いれいす大人組歌ってみた『【大人組】六兆年と一夜物語 ロックアレンジ ver. / kemu様 【歌ってみた】【いれいす】【プロセカ】【新世代歌い手グループ】』
https://youtu.be/aPP7IF_6d6Y
最初に言っときます。
多分受け攻め関係ないです。
『ねぇ、僕、テスト100点だったよ』
『今日先生に褒められてね、偉いって』
『中学受験、受かったって。』
『学校で、友達増えたよ。友達が褒めてくれた』
『俺、将来の夢なんて見つからないや』
『恋愛とか、1回やってみたいよな』
暗い、寒い道をただひたすらに走って、走って、走って、先の公園まで着いた。
早い脈につられて真っ白い息を吐きだす。
周りを見ると、誰も居ない。枯草が風に吹かれてるだけ。
もう何もすることがないから、なんとなくブランコに座ってみる。
ずいぶん久しぶり、というか俺ブランコ乗ったことあるっけ。
どうやってやるんだろ。
「んっ、」
地面を強く蹴ってみるけど、なかなか思うようにならない。
よくわからないから、椅子にすることにした。
これから何をしようとか、自分は何をしたいのか考えてたら、後ろから小さな音がした。
「な、に……?」
そこには、綺麗な容姿の男の子が居た。
桃色の髪の毛の、あまりにも現代の服とは思えないくらい和風な綺麗な服を着た、男の子。
俺よりちょっと年下くらいだろうか。
「ね、君、なんでここにいるの?」
たしか今の時間はだいたい深夜11時。
小学生くらいだろうから、小学生はもう家に帰って寝てるような時間だと思うんだけど。
「…………」
「お前、話せないの?」
ずっと下を向いて、話そうとしない。
でもそりゃ、急に知らない中学生に話しかけられたら引くよな。
「じゃあ、年齢、教えて?」
「…………」
まだ下を向いてる。
年齢くらいだったら手で教えてくれると思った。
「……じゃあ、俺と、来る?」
すると、急に俺の方を見た。
夜なのに、はっきり見える、ものすごく綺麗な目だった。
でも、よく見たら首に引っ搔いた跡の傷みたいなものがあった。
昔、喧嘩でもしたんだろうか。
もうこの子は喋らないだろうと思ったので、手を引いて寝れるような場所まで移動することにした。
俺は家出したといっても、戻る気はないし、戻れないと思う。
せめて、こいつの名前くらいは知りたい。
「ね、お前、名前は?」
「…………」
「まぁた何も言わないの?」
「…………」
やっぱり、喋らない。何か事情でもあるんだろうか。
「じゃあ、お前名前ないから名前がない子、で『ないこ』な。」
当然、名前がない、なんて本気で思った訳じゃない。
ここの国に住んでるならきっと、絶対、名前があるはず。
「ないこはさ、何したいって思ってるんか全く俺にはわかんないけど、どっか良い場所探してあげる」
俺だって、何をしたいか全くわからないし、ただこんな知識があるだけで、応用なんてできない。
「だからさ、飽きるまでどっか行こ。」
ずっと、ずっと、飽きるまで。
大人組の六兆年良すぎだろおおおおおおおおおらああああああああああ(((((((殴
ほんとに全員の歌い方が儚げすぎて好き。好。
このシリーズ続くかわかんないけど、性癖ぶち込んでいこうと思います。(⌒∇⌒)
性癖って言っても鬼の子~とかが性癖な訳じゃなくて何も知らない純情くんたちがいちゃこらしてんのが好きなんです。いぇい。
ここからどうやっていちゃこらさせんのかは全くわかんないけど亀投稿で頑張ろうと思います。