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宇宙(ソラ)翔ける〜人間と悪魔の物語〜2話
Zeal
「セルフィアってどうやって行くの?何光年も離れてる遠い場所なんでしょ?」
「別に銀河エクスプレスを使えばいけるわよ。」
「銀河…エクスプレス?」
「そうね…宇宙の鉄道…みたいなもの。」
「へぇー」
そしてエリスとカイトは地球のすぐ近くの駅に入っていった。
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「電車がきた。乗るわよ。」
「ねぇエリス。セルフィアってどんなところなの?」
「大天使ミカエルの星。星中が都市で浮遊大陸なんてのもあったわね。」
「ふーん…じゃあミカエルって?」
「あいつは…セルフィアの王。星の人たちには慕われてたみたいだけど…昔っからだらしないのよね」
「知り合いなの?」
「まあね」
「セルフィアは広いから、ミカエルのいるところまで遠いから覚悟しといて。」
「ミカエルって人に会えば人間のみんなを助けられるかもだよね?」
「うん…」
(ミカエルがそんなことするとは思えない。おそらく別の誰かが…)
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「ここがセルフィアかぁ…大都会だ」
地面は白いレンガで噴水や木が植えられている。街中白や金色だ。ガレキが散乱しているが量は多くない。
「ここに用はないし、できれば森を通っていくわよ。」
「えー!なんでよ。せっかくなら街を満喫したい…」
「あんた観光にきたのかしら。」
「はい…わかりましたよ」
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しばらく森を歩くと
「ガサッ」
「…!」
何者かが飛び出してきてカイトとエリスを剣で襲った。
エリスは魔法の槍で攻撃を防いだ。
「ちぇ…防がれたか…」
「だから言ったのに!私の指示があるまで隠れてって…」
「あんたたち、なんのつもり?戦いごっこなら他でやりなさい。」
「ごっこじゃないもん!」
「私はルナ。こいつはシア。ミカエル様の指示できた天空の使者(みならい)だ」
ルナとシア。この二人はミカエルの手下のようだ。
「ま、そういうこと。早いところ降参してくれるとありがたいんだけど」
「いやだ。あんた達こそ降参したら見逃してあげるわ。」
「なら、戦うまで。」
次回、エリスvsルナ&シア
余談
ルナとシアは仲の悪い双子です。ルナが姉、シアが妹。